QAZのつれづれ日記

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91歳を迎えた義母

2014年11月22日 | 日記

この17日、同居している義母が91歳になりました。

先月転んで第一腰椎を骨折した義母はリハビリに励んで回復半ば、まだ外を歩くのが少々困難なため先日家でお祝いをしました。
食べやすいようごはんを少な目に握ったお寿司です。
息子夫婦からもお祝いが届きました。
義母は耳と目が少々不自由ですが痴呆もなく自分のことは自分でできます。


今の時節喪中はがきが届きますが、100歳、98歳、98歳、92歳とみんなご長寿を全うされびっくりします。

義母は60歳の夫を胃ガンで亡くしました。
退職して今からまさに二人で楽をして楽しもうとしていた矢先のことでしたから、まだ50歳代で若かった義母の嘆き悲しみはそれはそれは大変なものでした。

義母はしばらく関西の夙川の自宅で一人で暮らしていましたが、阪神淡路大震災を機に近くの息子夫婦の所より遠くても娘夫婦の所ということで東京へ移住を決意しました。
同時に神戸で被災し九死に一生を得た私の両親は逆に近くの娘夫婦の所より長男である私の所ということで、こちらも東京に移住してきました。

みんな東京に集まってきましたから私たちはてんてこまいでした。
義母はすぐさま私たちと同居とはゆかず、私の母が震災の遠因もあって亡くなったあと私たち夫婦、私の父、義母という3世帯同居がスタート、その後父も亡くなり私たち夫婦と義母の3人暮らしという今の形になったのは震災後4年経ってからのことで、今年で15年目となりました。

私たちには子供がいませんので、こういう形で家族が増えるのは賑やかで生活に変化がありますが、なにせ口達者な女性二人に囲まれ男性一人の私では多勢に無勢、とても勝ち目はなく「マスオさん」状態です。

ネットに「マスオさん状態を円満に保つ3つのコツ」なんてのがあります。
(1) 家には「マスオさん」のための居場所を作ろう→同居にあたって家を新築するとき6畳の書斎を確保しました
(2) 「マスオさん」は趣味を持ち、妻や妻の親は文句を言わないように→家族共通の趣味は旅行、私の趣味はパソコンとマンドリン、何も文句は言われません 
(3) 妻と両親は「マスオさん」を尊重しよう→義母は娘婿の私に対して一定の遠慮がありますし、妻も完全に母親の側についてしまったりということはありません

まあ、我が家ではこの3つのコツは何とかクリアできていそうです。
妻は上京してきた私の両親を亡くなるまで自分の親のように献身的に世話してくれました。
義母は今まで国内旅行は百数十回、海外も私たちと一緒に20回近く行っていて、テレビの旅番組を見るとたいてい行った所が映ってあれこれ説明してくれます。

若くして夫を失った義母は娘には同じ悲しい思いをさせたくないのでしょう、私の体調に少しでも変化があるとすぐ医者に診てもらうよう勧めます。
義父は義母の忠告を聞かず医者にはほとんどかかったことがなかったそうです。

高齢になればとかく何ごとも思うようにゆかず、また自分のことしか考えられず、頑固にもなって、娘に遠慮のない義母は時折親子げんかしたりもしていますが、しばらくすると元に戻っています。
また来年も同じように楽しくお祝いができますようにと願いながら一日を過ごしたことでした。

関連ブログ:
卒寿のお祝い (2013.11.20)
米寿のお祝い (2011.11.17)



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