参議院議員 大島九州男の活動日記 「Q-blog」

参議院議員・大島九州男(おおしま くすお)の活動記録です。

インクル議連

2012年06月14日 | Weblog


 「インクルーシブ教育を推進する議員連盟(インクル議連)」が開催されました。

 今日のテーマは、インクルーシブ議連として文科省に提案する予定の「学校教育法
施行令改正」について。

 全国各地から集まった団体の皆様(180名)と文科副大臣、政務官、らと共に議
論を交わしました。



 インクルーシブ教育とは、健常者も障害者も同じ教育の場で学び、お互いの成長を
果たすことを意味します。

 焦点となるのは、学校教育法5条のあり方です。5条では、小学校と中学校に入学
予定の子どもたちに「入学期日等の通知」を1月末まで発送することになっています
が、専門家等の意見聴取で特別支援学校への進学に該当すると認められた障害児には
通知が発送されません。

 これによって、健常者と障害者の進路に大きな区別ができることになっているので
す。

 そもそも5条では、本人や家族の意志を尊重することなく、一律に線を引き、障害
児は特別支援学校に行くことになり、「本当は小学校に行きたい」という本人や家族
の思いが通じていないのです。

 インクルーシブ議連では、この問題点を解決するため、学校教育法の5条を改善
し、11月末までに全ての子どもたちに「入学期日等の通知」を発送し、障害児と家
族の思いによって、小学校か特別支援学校を選択できる仕組みを提案したのです。

 インクルーシブ教育の議論は5条だけではありませんが、何とかしてこの提案を突
破口に、障害児に開かれた教育環境を提供していきたい、そんな機運の会でした。

 健常者も障害者も分け隔てなく包摂する社会を目指して議論を尽くして参ります。

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