統合医療を普及・促進する議員の会、鍼灸あんまマッサージ小委員会を開催致しま
した。
今日は、この業界が抱える3つの課題を伺いました。
1つ目は、鍼灸特有の”償還払い制度”の課題です。償還払い制度は、いったん患
者が施術者に全額を支払い、その後、患者さんが保険者に請求して療養費の還付を受
けます。
この仕組みだと、患者に大きな負担を課すことになり、せっかく良い施術をしてく
れる鍼灸師らの仕事の幅が広がりません。
2つ目は、いわゆる無資格者の課題です。たとえば、ホテルや旅館などで「マッ
サージ」を受けると、無資格者の方が対応することがあります。本来であればマッ
サージは有資格者がすべきものであり、こうした無資格者のあり方について、議論が
必要です。
3つ目は、高齢化時代におけるひとつの健康増進策として、鍼灸あんまマッサージ
師が介護保険に参加することができれば、新たな道筋ができるのではないか、という
点です。
このように、鍼灸あんまマッサージを取り巻く環境においては、法整備が追いつい
ていないという問題が山積しています。
統合医療を推進する立場として、こうした鍼灸あんまマッサージの方々の代弁をす
るようしっかりと働かせていただきます。