紫陽花ころコロ

日々のちょっとしたことをゆる~い感じで綴ってみたり・・・

まだまだ先の境地。

2011-11-05 03:01:50 | 日記

11月3日、毎年恒例となった武道の大会に出場した。

この時期が来るとホントに毎年毎年逃げ出したくなる自分がいる。

 

私が20年程続けてきた武道は、

格闘技やスポーツとは違い 強さや技術を競うものではなく、

人としてどう生きるか、人間力、人間愛を極める修行をする武道。 

 

今年も思うように稽古ができない状態で、大会前日の夜はかなり気持ちが沈んでいた。

そんな中、読みかけだった宗師範の著書を紐解いてみると、

言葉の一つ一つが私の心に沁みこんできて、涙が抑えられなくなってしまった。

 

   『 演武とは人を幸せにすることであり、人を傷つけないことである 』

   『 演武とは 祈りである 』

   『 すべて人のために  自分のためには何も 』

 

自分もそうだけど、今年は日本中にも様々なことが起こった年。

私の中では、今年は“祈り”というテーマで演武しようと思っていたのである。

我を捨てて勝敗にとらわれずに、ただただ真っ直ぐに自分の演武をしようと。

気持ちを再確認し、この武道の尊さを再発見した。

 

大会前日の深夜3時位のこと。

 

で。完っ全に寝不足で しかも腫れた眼で大会当日を迎えたわけだが、

気持ちは爽やかでとても清々しい朝となった。

 

で。真っ直ぐに演武しました。自分なりに。

結果は良かったものも悪かったものもすべて受け入れて、また次に繋げていこう。

大事なことは結果ではなく、信じて真っ直ぐに行うことだと思う。

 

 

初めて参加した打ち上げでは、全国から来た方々に声を掛けてもらって

たくさんありがたいお言葉を頂いた。

皆のためにも、自分はもっと鍛え上げなければ。

 

『 すべて人のために 自分のためには何も 』

        ・・・・・・いやはや、私にはまだまだ随分と先の境地です。