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プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

西沢正次

2025-04-13 20:23:29 | 日記
1974年
マンガの星飛雄馬の女房役、伴宙太にそっくりの顔、体つき。ニックネームはチュータ。昨年は77試合、32安打、4ホーマー。大型捕手として、今まさに花開こうとしている。捕手大成への道は試合に多く出て経験をつむこと。昨年の活躍は大きな土台となったはずである。投手のリードは好評で、若い佐伯、金城達は試合中、少しでもミスがあるとマウンドに歩みよる彼によく怒られるという。今年も強気なリードで、ヤング投手陣をひっぱっていくことだろう。


1975年


捕手難のライオンズに、待望久しかった大型捕手がやってきた。江藤監督が、就任と同時に「私がほれ込んでいるキャッチャーがいる。ぜひ採ってきてほしい」と、わざわざ球団に頼み込んで獲得したのが、この西沢だ。「ごらんのように大型だが、からだは柔らかいし、打力がある。それによく声を出して、ナインを締めている。毎年伸びている選手だ」と江藤監督は期待を寄せる。愛知県立豊川高商業科卒で、ノンプロ河合楽器を経て四十五年ドラフト6位で広島東洋カープに入団した。一軍生活は四年間しか経験していないが、昨年は水沼、道原両捕手を押えて95試合にマスクをかぶり、打率・267、6本塁打、26打点の好成績を残している。「肩のよさならだれにも負けない」と自分で言う通り、強肩ぶりには定評がある。投手リードも強気で、若い投手が逃げのピッチングでもやろうものなら、徹底的にとっちめてしまう。そのためカープの若手投手のうちには「西沢さんはこわい」としり込みする者もあったというが、そのくらい厳しい姿勢を持った野球の虫。四十八年の大洋戦で、中塚にバットで後頭部を強打されて一週間休んだことがある。前に出過ぎて補球していたため、打席いっぱいの後ろで打つ中塚にブッ飛ばされたわけだ。「それでも前向きにやりたい。まずパの球をマスターし、招いてくれたライオンズの期待に報いる活躍をみせたい」と言う。江藤野球になくてはならぬファイターである。

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