プロ野球 OB投手資料ブログ

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矢嶋勝彦

2014-03-09 20:17:35 | 日記
1967年

ノンプロの東京日産・矢嶋勝彦内野手(二二)=1メートル七五、六七キロ、右投げ右打ち=の入団が、十五日決まった。同選手はことしの秋の産別大会でダイハツの補強選手として出場、貴重な本塁打を放つなど小柄ながら攻守にソツがなく、即戦力として期待されている。

走る野球ー小玉新監督が目指す新生近鉄の姿勢は機動力を生かしたベースボールだ。ノンプロ生活四年間、一メートル七三の小兵ながら、思い切ってプロ入りした矢嶋勝彦内野手(二二)がその筆頭。ベース1周を十三秒八で走る近鉄の秘密兵器だ。

新人矢嶋が東京二回戦で途中から安井に代わって出場、攻守にハツラツとしたプレーを披露した。0-0で迎えた六回、先頭安井の代打に起用された矢嶋は2-1と追い込まれながら、三遊間内野安打、この回近鉄が一気に勝負をつける三点の口火を切った。七回にも二死から左越二塁打して二打席二安打、安井が不振に悩んでいるだけに、当分一番打者としてスタメンから出場することは間違いなかろう。六回代打に指名された矢嶋は「ハイ」と威勢のいい返事「安井さんが当たっていないから、ぼつぼつぼくの出番」とベンチ裏で素振りをつづけていたそうで、この度胸のよさは新人ばなれしている。「2-1と追い込まれたが、なんとか塁に出なければとボールに食いついて行った。せっかくのチャンスを逃しては、また当分、出してもらえませんからね」ノンプロでもまれてきているだけに、矢嶋は報道陣とのインタビューでも堂々としていた。

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