1997年
キャンプ初日から張り切って合流しているのが、新外国人選手のマイク・キャンベル投手と、ビル・セルビー内野手。キャンベルは貴重な先発ローテーション投手として、セルビーは重要なクリーンアップ・トリオの一角として横浜浮上のカギを握っている。2人ともマジメで勉強熱心。初めての日本でのプレーに、米国では日本チームのビデオを見て徹底研究してきたことを明かしました。2人が口をそろえて、要注意人物に挙げたのが、巨人・松井。「日米野球のビデオを見たんだけど、マツイという男は本当に印象的なバッターだね」実際に対戦することになるキャンベルは「絶対に真ん中には投げられない。対戦するならコントロールが重要だね」と早くも対策を練っている。日本の球場は広くないという印象を持ったようで、テーマは「松井にホームランをいかに打たさないか」、注目だ。
先発候補として期待されたが、オープン戦で右肩を故障、開幕には間に合わない。触れ込みでは右の本格派と言われたが、来日してみるとスライダーとチェンジアップを主体とした軟投派で、キャンプ時点からその実力には疑問符をつける声が圧倒的だった。実際肩を痛めた阪神とのオープン戦でも1イニング7失点するなど、期待外れのラク印を押されてしまった。肩が回復しても一軍入りは難しい状況で、途中退団の可能性も。
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