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プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

岩名健治

2016-10-22 22:12:36 | 日記
1962年

「バッティング・フォームがくるったらすぐ岩名(健治=投手)に直してもらえ」というのが東映の各打者の合い言葉のようになっている。すなおな球とコントロールのよさでバッティング投手をつとめる岩名は文字どおり打者の恋人。平和台、大阪の遠征にも石原(碩)ら準一線級の投手が遠征メンバーからはずされたのに、岩名はかかせぬ存在としてチームと同行している。土橋二世というふれ込みで保井コーチ(現大洋二軍監督)が二年前入団させた軟式(大阪浪速工)出身のかわりダネだ。この岩名、プロ入り以前は大阪市内のとある会社の経理部に勤めていたれっきとしたサラリーマン。ソロバンは二級という銀行からでも口がかかりそうな腕前。いまでもソロバンを見ると会社に勤めていたときのことを思い出して、ちょいとはじいてみたくなるというへんなくせをもっている。「サラリーマン気質が抜けないですね。朝もみんなより早く目がさめてしまって困るんですよ」と本人は野球選手に徹することができない悩みを語っているが、そんなきちょうめんさが芦屋の宿舎竹園旅館の女中さんたちの人気を集めている。「まあ、そういっちゃなんですけど、たくさんいらっしゃる選手のなかにはずいぶん非常識な方もいますが、岩名さんはおとなしいいい人ですわ。いままでムリなことをいったことがないのは岩名さん一人ぐらいかしら」とべたぼめだった。そのせいか岩名選手だけは食事のメシの盛りも多い?というようなうわさまできかれる。

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