1999年
巨人は十二日、新外国人エルマー・デセンス投手(28)=182センチ、81キロ、右投げ右打ち=と契約を結び、都内の球団事務所で入団を発表した。同日付で支配下選手登録が公示された。メキシコ北部、エルモシヨ市出身のデセンスは1996年から米大リーグのパイレーツに在籍。通算三シーズンで61試合に登板し成績は2勝8敗、防御率6.12だった。約150キロの直球のほか、変化球はスライダー、チェンジアップなどを投げる。投手陣の不調でこれまで1勝4敗と振るわない巨人の新戦力として期待の大きいデセンスは「制球の良さが持ち味。捕手とコミュニケーションをとり、アウトを取りたい」とやや緊張した面もち。「具体的な数字ではなく、優勝に貢献することが目標。一日も早くチームに合流したい」と抱負を話した。
一軍昇格への期待がかかる巨人の新外国人、デセンスと河原が17日、ジャイアンツ球場で行われたイースタン、ヤクルト戦で好投した。三回から二番手で登板したデセンスは、いきなり3者連続三振を奪うなど2イニング、打者6人に被安打ゼロ。最高球速148キロのストレートにフォークとスライダーを交ぜ、制球も申し分なかった。
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