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プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

パーム

2016-06-14 22:33:20 | 日記
1963年

大毎のパームキスト投手が十三日島原球場で初練習をした。植村コーチに「きょうはランニングだけ」と指示され、外野で走っていたが、そのうち首脳陣の目を盗んで?球場外のブルペンへ出て約六十球ほどピッチング。直球が半分、カーブ、シュート、シンカー、ナックルなど変化球をひととおり投げた。球にそれほど威力はなさそうで、佐々木信也氏は「ローテーションにははいれない」と見ている。パームキストは一昨年ドジャーズの一員としてベロビーチのキャンプに参加していた。巨人の取材でベロビーチにいっていた私は見おぼえがある。スピードもそれほどないし、これといった得意の球もない。正直のところ大リーガーにしてはお粗末だという記憶がある。その年の前半はドジャーズで0勝1敗。後半ツインズにトレードされてから1勝1敗。ロサンゼルスのウインター・リーグで毎日曜日ゲームをやり、ことしはむ五度投げ、この七日まで投げていたというから、あるていど肩はできているのだろう。フォームはスリークォーター。ときどき真上からも投げる。初日でもあるので力をセーブして投げていたが、大リーグにいたときも先発は一回もなくリリーフ専門だったというから、コントロールはいいが、技巧派だ。本堂監督も植村コーチもみないうちにピッチングをやめてしまったが、本堂監督は「去年大洋にいたグルンワルドみたいな投手じゃないかな」と首をかしげていた。本人は「これから十ポンド(4・54㌔)やせる。監督にいわれたらどんなことでもやる」となかなか意欲的だが、腰のあたりをさわってみたら、脂肪やぜい肉がついているのか、ダブダブしていた。明らかにトレーニング不足。本人の努力次第でかわってくるが、ベロビーチでみた感じからいってもローテーションの中にくい込む実力はないと思うが・・・。

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