プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

ミケンツ・ボトラー

2019-08-30 21:33:57 | 日記
1959年

「野球は八分どおりバッテリーで決まる。これまで近鉄をみてきて、まだまだバッテリーが弱いということを痛感している。だから投手一人、捕手一人とすぐ戦力になるものが二枚欲しいもういまになってそんな選手はノンプロにもいないのでアメリカに求めているんだ」とキャンプ中に千葉監督が語っていたがその意向にそってこのほど近鉄へ外人二選手の入団が確定した投手のグレン・ミケンツ(27才)と捕手のロナルド・ボトラー(25才)がそれである。ミケンツ投手は30年のモントリオール(3A)をふり出しにロスアンゼルス(PCL)-ビクトリア(2A)と上がったり下がったりの成績だったが、昨年最下位のビクトリアで9勝をマークした健投が認められて、今年はPCL(シールスでおなじみのパシフィック・コースト・リーグー大リーグと3Aリーグの中間的存在)への昇格が約束されていた。182㌢、97㌔という立派な体格で、その右腕からくり出す速球はさきに来日したサディナ(南海)に劣らぬものといわれている。あちらではわずかなウォーム・アップで登板できるところから、もっぱらリリーフ投手として珍重されていたが、近鉄では先発、救援両面で活躍することだろう。ボトラー捕手は31年から33年までの三年間、ポートランド(PCL)で強打強肩の好捕手として鳴らしてきた。ミケンツに劣らぬ182㌢、90㌔のがん丈な身体の持主で、球界垂えんの大型捕手である。大柄なわりに細かい神経の持主で投手のリードもうまいとのふれこみだ。しかも昨シーズンは打率・281をマークし、打率もいいというのだからこたえられない。
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