1966年
このところ、新人の北角投手がウエスタンでバリバリと投げ、いつも好投している。ネット裏でゲームを観戦している首脳陣のなかで近藤コーチは「スピードも出てきたし、ボールの切れがいいので、これならいけるかもしれない」と目を細めて、その成長ぶりを見守っている。唯一の地元の新人として入団した北角は、阪神がドラフト会議で指名しながら、本人にプロ入りの意思のないことがわかってその権利を放棄した。ところが「どうせやるなら、こどものときから好きな中日に入りたい」という本人の希望で、その後トントン拍子に中日入りが決まったという変わりダネ。キャンプ当時から、その小柄な体格を見て「第一線でやるには、すこし荷が重すぎるようだ」という声も多かったが、そんな声に反旗したのだろう。黙々と練習にうちこんだ努力が実を結んで、首脳陣のおめがねにかなったわけ。高校時代からシュートの切れがよく、制球力がすぐれていただけに、北角がベンチ入りして、公式戦に初登板する日は近い。近藤コーチが「板東のようなタイプのピッチャーだ」といっているから、第二の板東が誕生するかもしれない。
このところ、新人の北角投手がウエスタンでバリバリと投げ、いつも好投している。ネット裏でゲームを観戦している首脳陣のなかで近藤コーチは「スピードも出てきたし、ボールの切れがいいので、これならいけるかもしれない」と目を細めて、その成長ぶりを見守っている。唯一の地元の新人として入団した北角は、阪神がドラフト会議で指名しながら、本人にプロ入りの意思のないことがわかってその権利を放棄した。ところが「どうせやるなら、こどものときから好きな中日に入りたい」という本人の希望で、その後トントン拍子に中日入りが決まったという変わりダネ。キャンプ当時から、その小柄な体格を見て「第一線でやるには、すこし荷が重すぎるようだ」という声も多かったが、そんな声に反旗したのだろう。黙々と練習にうちこんだ努力が実を結んで、首脳陣のおめがねにかなったわけ。高校時代からシュートの切れがよく、制球力がすぐれていただけに、北角がベンチ入りして、公式戦に初登板する日は近い。近藤コーチが「板東のようなタイプのピッチャーだ」といっているから、第二の板東が誕生するかもしれない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます