川藤龍之輔

1970年
松原をリリーフ、3イニングを1安打1四球で封じた川藤（千田と交換）もまず及第点のデビュー。「キャンプの終わりごろから急に調子が上がってきた。きょうも大体満足できる内容だった」とうれしさがこみ上がるような表情でいう。キャンプで首脳部がつけたメドは中継ぎが期待できる左腕ということ。この日は直球、カーブ、落ちるストレートをミックスしてなんとか期待は裏切らずにすんだ。「調子のいいときはなんとかやれるんじゃないかという気持ちがしてきた。リリーフでも先発でもどんなときでも投げられる投手になりたい」とごきげんの川藤に中尾コーチも一軍投手として期待している。