1985年
中日を自由契約になったのを機に、引退に踏みきった安木祥二投手(36才)サンケイー太平洋ーロッテー中日とジプシー生活をつづけ、巨人を除く全球団から勝ち星を奪ったことで名を売ったベテラン投手も、いまは大転換をして喫茶店のマスターにおさまっている。倉敷市平田にある和風軽食喫茶さうすぼうがそれ。「引退してブラブラしていてもしようがないので、女房の親戚がやっていた喫茶店を引きついだんですよ」オープンしたのは1月5日。「女房と2人でやっているんですが、いままでプロ野球の世界では考えてもみなかった250円という小さいお金(コーヒー代)に頭を下げることから、社会勉強をしなおしているんです。おかげさまで、毎日忙しくやっていますが、公式戦のナイターが始まったら、ますます忙しくなるでしょうね。お客さまに野球の解説をすることになるでしょうからね。ハハハ」と屈託ない笑い声。「このままずっと店を続けるかほかの仕事に手を出すか、まだ決めてはいませんが、とにかく毎日に張りがあって、充実した生活を続けています。いまは野球には全然未練はありません」
中日を自由契約になったのを機に、引退に踏みきった安木祥二投手(36才)サンケイー太平洋ーロッテー中日とジプシー生活をつづけ、巨人を除く全球団から勝ち星を奪ったことで名を売ったベテラン投手も、いまは大転換をして喫茶店のマスターにおさまっている。倉敷市平田にある和風軽食喫茶さうすぼうがそれ。「引退してブラブラしていてもしようがないので、女房の親戚がやっていた喫茶店を引きついだんですよ」オープンしたのは1月5日。「女房と2人でやっているんですが、いままでプロ野球の世界では考えてもみなかった250円という小さいお金(コーヒー代)に頭を下げることから、社会勉強をしなおしているんです。おかげさまで、毎日忙しくやっていますが、公式戦のナイターが始まったら、ますます忙しくなるでしょうね。お客さまに野球の解説をすることになるでしょうからね。ハハハ」と屈託ない笑い声。「このままずっと店を続けるかほかの仕事に手を出すか、まだ決めてはいませんが、とにかく毎日に張りがあって、充実した生活を続けています。いまは野球には全然未練はありません」