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プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

佐藤剛

2021-06-15 16:39:38 | 日記

1992年 全国的には知られていないが、スカウトの間では評判が高く、ヤクルト、横浜なども外れ1位に予定していた。川越工時代は埼玉のベスト8が最高。社会人入りしてことしが三年目。昨年秋の日本選手権でNTT北陸を完封して売り出し、今夏の都市対抗ではNTT九州に三塁を踏ませなかった。躍動感あふれるフォームからの速球とフォークが武器。球速は最高143㌔だが、初速と終速の差が少ないように、打者の手元で速球が伸びる。「最初から佐藤を1位でいこうとの案もあったように、即戦力期待」と山本監督。176㌢、72㌔。

1位指名の本田技研・佐藤は「指名されて光栄。広島入りを前向きに考えたい」と、控えめながらプロ入りに意欲をにじませた。佐藤は、勤務先の埼玉県和光市、本多技研和光工場でドラフト会議の推移をテレビで見守った。「事前に10球団からあいさつがあった」社会人の好投手。広島の1位指名には「光栄に思っています」と、素直に喜びを口にした。「正直なところ、プロ野球の知識は皆無。どんなチームなのか、まったく分からない」と、戸惑いも。「まだ(1位指名の)実感がわかない」というのが、本音のようだ。午後二時、広島の渡辺スカウトが指名あいさつに訪れた。「即戦力だ。すぐにでもローテーション入りできる」の励ましに、二十一歳の若者は目を輝かせた。プロ球界は「まったく未知の世界」と言うものの、「どこまで通用するか分からないが、入団は前向きに考えたい」と、気持ちは広島入りに傾いている。本田技研は、伊東(ヤクルト)、田村(阪神)ら好投手を輩出している。中里監督は「先輩たちに引けは取らない。立派に通用するだろう」とみる。埼玉・川越工高から入社して三年目の今季は、10勝1敗の好成績。何より「球に伸びがあり、ストレートとフォークで三振が取れる」(同監督)本格派投手である。甲子園経験もなく、五輪にも不出場。全国的な知名度はいまひとつだ。しかし今季、急速に頭角を現した。都市対抗で完封勝ちするなど、スカウト陣の評価は高い。「ピンチになるほど大胆になれる」強気な性格の持ち主。威勢のいい抱負こそ出さなかったが、「与えられた仕事をやるだけ」と、闘志を内に秘めた。

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塚本善之

2021-06-15 11:47:46 | 日記

1987年

5位指名の塚本善之投手(京都・西城陽高)は「カープは大好きな球団。とてもうれしいです」と意中のチームに指名されて声を弾ませた。長身の右の本格派で、バネのあるフォームから135㌔以上の速球を投げ込む。一年生の秋からエース。三年間の通算成績は50勝15敗。防御率1.50。1試合16奪三振の記録を持つ。「親もプロ入りに賛成。自信のある速球で勝負できるような投手になりたい」

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多田昌弘

2021-06-15 11:41:48 | 日記

1992年

拓大紅陵は甲子園でタイプの異なる四投手を使い分けて話題になったが、多田はその中の左腕で、複数の球団がマークしていた。「左の本格派として指名。楽しめる素材」(苑田スカウト)。180㌢、80㌔。

6位の多田は練習中に指名の知らせを受け「ドラフトは頭になかったので…」と驚きながらも、「いい投手がたくさんいるチームに指名されて光栄です」140㌔近い速球で押すタイプ。準優勝した夏の甲子園では8イニングの登板ながら無失点。3回戦の佐世保実戦では七回無死二、三塁のピンチでとっさにワンバウンドを投げてスクイズを外すセンスも。入団については「プロでついていけるかどうかなど、世話になった方と相談してじっくり決めたい」と慎重に話す半面、「(昨年広島に入団した)小林先輩から広島の話は聞いているけど、もっとよく知りたい」と前向きだった。

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