去年も富士山に登り、頂上でご来光は見れたのですが、お鉢巡りは出来なかったのです。
頂上と言っても吉田口から登った一番高い所で、富士山のあの3776m地点では無いのです。
お鉢巡りと言うのは富士山の火口の周りをぐるりと廻ることです。
富士山の火口。火口の白い部分は雪渓ですが薄汚れた色です。向こうの一番高い所が3776mの所です。
いよいよ出発。時計回りに廻ります。
歩き出して10分ぐらいすると急に空が暗くなり霰が降り始めました。雨具を着ます。
この柵のような物は、昔、富士山頂気象観測所が有った時に、冬季に物資運搬や観測員の交代の時、山頂の強風で飛ばされ無いようにこれを伝わって行った名残の物だそうです。昔は、大変な苦労があったようです。
向こうに見える建物群は静岡県側から登ってくるコースのゴール地点で浅間大社奥宮、郵便局、山小屋やトイレがあります。
正面の一番高い所(剣が峰:3776m)にある建物の上にレーダードームが有ったが、2001年に解体されました。
その建物の左の急坂が馬の背。砂礫の急斜面なので、ズルズル滑りながら登ります。
いざ、馬の背に!強風の時には、左は例の柵が有るけど、右は火口に一直線で転落。
剣が峰の日本最高地点の碑で記念撮影。
火口。深さ200mは有るそうです。
日本最高地点の碑の側に二等三角点「富士山」。
三角点の標高:3775.63メートルで、すぐ近くに一番高い3776.2m所の岩がある。
剣が峰を降りて振り返る。
火口棚で昔はここに石を積んで名前などを書き残していたが…。
金明水の碑。昔はこの井戸から水が湧き出ていたらしい。 もうすぐ一周。
ここが、登ってきた吉田口のゴール。ここからお鉢巡りが始まった。
お鉢の絵図。現在地と書いてある所から時計周りにお鉢巡りが始まる。剣が峰の所は絵図の上部でちょんぎれている。
念願のお鉢巡りが出来た。ばんざい