街の風景

散歩の時に出会った何気ない風景、手押しポンプ、使われなくなったコンクリート製のゴミ箱、懐かしい洋館付き住宅などなど。

手押しポンプ発見…東広島市安芸津町風早

2008-08-01 23:35:34 | 手押しポンプ
カラオケ“やまと”の鋼板製の船の建物を見つけて、気分よく「風早」散策を続ける。

風早駅の上の道でキョロキョロしていたら、水神様の前に手押しポンプを見つける。

109.広島県東広島市安芸津町風早…水神­様の前に手押しポンプ。2008/7/29


手押しポンプは錆びて使われていないようだ。しかし、桶とかタライの様な物があるので、井戸は使われているようだ。




手押しポンプは津田式。後ろの水神様には赤いコップに水が供えられていた。




他に手押しポンプが無いかと探索を続ける。井戸は幾つか見つかったが手押しポンプは付いていなくて、

モーターポンプに取り替えられていた。



しばらく歩いていたら、道路沿いにもう使われていなくて、ほったらかしの様な登り窯が有る。

どうして風早に陶器を焼く窯があるのだろうと、覗き込んで見ていたら建物の屋根の下に井戸が有る。

110.広島県東広島市安芸津町風早…登り­窯。2008/7/29


上にモーターポンプが麻袋に包まれて載っている。井戸の右下に手押しポンプの取っ手がほこりにまみれている。



手押しポンプの胴体が見えるように、前の物を動かすと、砲弾製手押しポンプだった。



モーターポンプにした時に手押しポンプを取り外したのを、大事に残していたが登り窯が使われなくなって

そのままになったのだろう。この砲弾製の手押しポンプは非常に珍しく数も少ない。

私が、散歩の途中に見つけた手押しポンプはこれで110台になるが、砲弾製はこれで3台目だ。


この登り窯は何の窯か、帰って調べると蛸壺を焼いていた窯だった。

安芸津はたこ漁が盛んで、ここで焼いた蛸壺で漁をしていたが、最近はプラスチックに変わり、

10年前ぐらいから登り窯は使われなくなった様だ。
コメント
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