韓国ドラマ「医師ヨハン」

■韓国ドラマ「医師ヨハン」　予告

2019年の韓国ドラマ
医者が持つのは神の手か、死神の手か―。
尊厳死のあり方、医師たちの葛藤と成長を描くヒューマンメディカルドラマ！
終末期医療をテーマに、ペインクリニック科で働く医師たちの活躍を描く。

原作は久坂部羊の日本小説「神の手」。
韓国メディカルドラマ史上初めて痛みにスポットを当て、
医療のあり方を考えさせられると同時に、つらい痛みを取り除くことに
誠心誠意を尽くす医師たちの姿に感動する。



主演は「ニューハート」以来、12年ぶりに医師役を務めたチソン。
患者を10秒見ただけで体の状態が分かる天才医師役で視聴者を魅了。
ヒロイン・シヨン役は「宮廷女官チャングムの誓い」で
クミョンの少女時代を演じたイ・セヨン。
15歳の年齢差があるが、やがて愛情に変わっていくプラトニックなラブストーリーとなっている。
（Webより抜粋）

 

■韓国ドラマ「医師ヨハン」

「知ってるワイフ」「風水師　王の運命を決めた男」以来でしたが、
久しぶりにチソンさんのドラマを観ましたが、
ホント、チソンさんの作品にはハズレがありません。
このドラマも自ら病を抱えた天才医師役が良かったです。

イ・セヨンちゃんの「王になった男」も良かったけど、
今まで観たドラマの中で一番良かったかも・・・。
前回観た初期作品の「月桂樹洋服店の紳士たち」と比べると、
その成長ぶりがわかります。
「チャングムの誓い」ではまだ幼い少女でしたが、このドラマでは
ヨハンのことが心配で、心配で、ヨハンの一番の理解者であるところが
とても愛おしくなりました。
病院に勤務するスタッフもみんなどこかユニークで温かく、面白かったです。

「無垢なる証人」「ライフ」「刑務所のルールブック」「秘密の森」と
良作ばかりのイ・ギュヒョンさんがヨハンに疑いの目をもって警戒するのですが、
次第に分かり合えていくところも良かった～♪

「賢い医師生活」や「浪漫ドクター　キム・サブ」もそうですが、
ドラマのように本当にこんな医師がいたらどんなにいいだろうか、と思ってしまいます。
私も以前、ペインクリニックに長く通院していたことがありますが、
「とにかく、何でもいいから痛みから解放して欲しい」切に思いました。
病気になると、その痛みや不快感はその人にしかわからないものなので、
私も「人に言ったところでこの痛みはわからないだろう」と思い口にはしませんが、
分かろうと、理解しようとしてくれる人がいるだけでも癒しになります。
このドラマに出てくる病気がどれも珍しい病気で、こういう病もあるのだな~っとも思いました。

安楽死に関する議論もありますが、「苦痛から解放されたい」という気持ちはとても分かります。
何年も、何年も病気を抱え、痛みや苦痛に耐えている人でないとわからない気持ちだとと思います。
だから、最終回のヨハンの言葉がとても沁みたドラマでした。

 

 

■STORY　※この曲がいいです。

レジデントのシヨン（イ・セヨン）は目の前で大切な人を救えなかったことから、
医師の道を諦める。
父の友人から刑務所の医療スタッフのアルバイトを勧められ、刑務所で働くことに。
ある日急患の受刑者が発生するが、シヨンは判断に戸惑う。
そこにある受刑者が現れ適格にアドバイスする。
シヨンを助けたのは元医師のヨハン（チソン）だった。



ヨハンはある事情から10秒以内に患者の状態を把握することができ
「ドクター10秒」と呼ばれ一目置かれる天才医師だったが、
担当していた末期がん患者を尊厳死させたことから殺人罪で服役していたのだった。
高慢な態度のヨハンに反発するシヨンだったが、患者の容体が急変、
ヨハンはシヨンを叱咤し患者を託す。
ヨハンの指示で患者の命を救ったシヨンは再び医師としての道を歩み始めることに。

その後、シヨンは父が理事長を務めていたハンセ病院ペインクリニック科のレジデントとなる。
そこに最年少教授として現れたのはあのときのヨハンだった。
服役した過去を持つヨハンを採用することに病院の意見は割れるが、
シヨンはヨハンの下で医師として成長していく。



一方かつての事件でヨハンを起訴した検事のソッキ（イ・ギュヒョン）は
ヨハンが復職したことを知り、危険な医師として警戒していた。