■韓国映画「私は私を解雇しない」 韓国版予告
2021年の韓国映画
「消えた私の席、今日私は派遣された」
優秀な社員だったが、ある日突然、退職を勧奨され、
派遣で下請け会社に行くことになったジョンウン(ユ・ダイン)が、
1年間耐えて自分の地位を取り戻すために奮闘する過程を描く。
末っ子(オ・ジョンセ)は下請け会社所属の従業員で、
ジョンウンをいつか離れていく人だと思って冷遇するが、
彼女の真心を知って同僚として彼女を支える。
オ・ジョンセは第21回全州(チョンジュ)国際映画祭で、
映画部門で初の演技賞を受賞する快挙を成し遂げた。
(Webより抜粋)
映画「担保」に続いての独立映画鑑賞でした。
オ・ジョンセさんは「スウィングキッズ」「操作された都市」「サイコだけど大丈夫」
「生き残るための3つの取引」「椿の花咲く頃」など、多くの作品を観ていますが、
流石な演技でした。
実話を元に制作されたそうですが、韓国の根強い雇用問題を感じられ、
末っ子(オ・ジョンセ)のセリフが現実味を帯びていて、心に突き刺さりました。
「死ぬことよりも解雇される方が怖い」というセリフが
解雇=収入(金)がない=生活できない=死ぬことであり、
娘たちを守るためにいくつものアルバイトを掛け持ちしていて、それでも苦しい現実。
実際にこういうことがあるんだろうな、と思ってしまいました。
学歴や出生が就職に与える影響は、朝鮮時代と変わっていない気がします。
日本もしかりで、韓国ほどではないにしろあると思える映画で
「明日へ/Cart」とともに、世の中の闇を問題提起している映画で、
観ることができて良かったです。
■STORY
7年間勤めた会社から下請け業者に派遣命令を受けたジョンウン(ユ・ダイン)、
自身の場所を探してみようとするが周囲は彼女を不便がって、現場仕事に慣れない。
しかし、1年を満たして元に戻りたいと願うジョンウンは
送電塔の修理士で末っ子(オ・ジョンセ)の助けで徐々に適応して行くのだが・・・。
生き残るために激しく跳躍する。
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