印象の薄い野間半島

　薩摩半島から西に出っ張った野間半島。そこから更に突き出た野間岬。（写真では、野間岬は向こう側になるので、見えません…）今日は何処へ行っても景色が霞んでいます。

　その昔…　野間半島をぐるっと回って薩摩半島を周遊したことがあります。それは事実なのですが、う～～～ん、その印象が残っていません。記憶が薄くなっています。特に突端の野間岬なんて立ち寄ったかどうかもあやふやな始末…

　年々、物忘れが激しくなりますから、忘れてしまったのかも知れません。あるいは、本当に印象の薄い場所だったのかも知れませんね。まぁ、こうなると、行って確かめるのが一番ですよね。
　…で、今回の九州ツーリングの目的地にし、南へと走ってきました。

　指宿から国道226号線を西へ。枕崎を過ぎると、海岸沿いの狭いウネウネ道となります。

　海沿い道なんですが、木々が邪魔をして景色の広がる場所が少ない。ところ所に展望所が設けてありますが、全体的に同じような雰囲気の林間道、同じような印象のウネウネ道が続き、やがて飽きがきて詰まらなくなります。
　あぁ、これじゃ記憶が薄くなっても仕方ないなぁ～　なんて思ったりします。

　ようやく野間池に到着。ここから突端の野間岬へと入る狭い道を上って行きます。
　木々の間から発電用の巨大風車が見えます。その支柱に描かれた「九州電力」の文字を見て、突然記憶が蘇ります。
　あぁ、ココ来たことがある！

　もう、ずっとずっと前。ここからあの風車を見上げたことがあります。（そうなると、随分前からココに風車があることになります）
　写真も撮りました。まだフィルムカメラでしたので、どこか押入れの隅でも探せば見つかるかも知れません。（探す気など…ありませんが）

　やっぱり、その場所に来れば、記憶は蘇るものですね。なんかスッキリしました。



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