◇ ダウは下げ、日経平均は上げ = 史上初の米朝首脳会談、FRBによる追加利上げ、アメリカの中国に対する制裁関税の発動ーー大きなイベントが続いたが、株価はそう大きくは振動しなかった。ただ鮮明に分かれたのは、ニューヨークが下げ、東京は上げたこと。先週、ダウ平均は226ドルの値下がり。日経平均は157円の上昇だった。
米朝会談は成功したのかどうか、現状での判断は難しい。市場も消化不良のようだった。アメリカの利上げも年内あと2回の追加は厳しいが、それだけ国内経済が好調なことを物語っており、売り材料にも買い材料にもなる。ただ米中間の貿易戦争だけは、明らかに悪材料。そのためダウ平均は前に進めなかった。
日経平均が続伸したのは、円相場が下落気味に推移したため。アメリカの金利上昇で日米間の金利差が拡大するとの思惑で、円が売られた。しかし米中間の貿易戦争が激化すれば、日本も悪影響を免れない。円安はまだ持続するかもしれないが、日本株だけが独歩高という状況ではないだろう。
今週は18日に、5月の貿易統計。20日に、5月の訪日外国人客数。22日に、5月の消費者物価と4月の全産業活動指数。アメリカでは19日に、5月の住宅着工戸数。20日に、5月の中古住宅販売。21日に、5月のカンファレンス・ボード景気先行指数が発表される。
≪18日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
米朝会談は成功したのかどうか、現状での判断は難しい。市場も消化不良のようだった。アメリカの利上げも年内あと2回の追加は厳しいが、それだけ国内経済が好調なことを物語っており、売り材料にも買い材料にもなる。ただ米中間の貿易戦争だけは、明らかに悪材料。そのためダウ平均は前に進めなかった。
日経平均が続伸したのは、円相場が下落気味に推移したため。アメリカの金利上昇で日米間の金利差が拡大するとの思惑で、円が売られた。しかし米中間の貿易戦争が激化すれば、日本も悪影響を免れない。円安はまだ持続するかもしれないが、日本株だけが独歩高という状況ではないだろう。
今週は18日に、5月の貿易統計。20日に、5月の訪日外国人客数。22日に、5月の消費者物価と4月の全産業活動指数。アメリカでは19日に、5月の住宅着工戸数。20日に、5月の中古住宅販売。21日に、5月のカンファレンス・ボード景気先行指数が発表される。
≪18日の日経平均は? 予想 = 下げ≫