経済なんでも研究会

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今週のポイント

2018-06-11 07:43:29 | 株価
◇ 米朝首脳会談で大幅高 = 市場の耳目が、一斉にシンガポールに集中した。その成果に期待して、ニューヨーク市場のVIX(恐怖指数)が11台まで急降下。ダウ平均は先週681ドルの大幅高となった。カナダで開かれたG7(主要7か国)首脳会議や、そこでの主要議題となったアメリカ主導の関税引き上げ競争。あるいは今週に迫ったFRBによる政策金利の引き上げや、イタリア・スペインの政情不安など。大きな材料もあったが、シンガポールの陰に隠れてみな重視されなかった。

日経平均は先週523円の値上がり。ニューヨークの活況に引きずられた感じが強い。円相場がほとんど動かなかったことも、市場の空気を明るくした。ただ3月期の決算発表が終わり、19年3月期の業績は多少の減益になる見込みが強まっている。ニューヨークの動向にもよるが、何か新しい材料が出ないと今後の足取りは重くなりそうだ。

一度は中止と発表し、すぐに開催すると方針転換。米朝首脳会談に対するトランプ流の戦術に、市場は乗せられたのか。それとも意識的に乗ったのか。いずれにしても12日の会談で、驚くような結果は出ないだろう。そのあと市場の空気が、どう変化するか。シンガポールから目が離れると、恐怖指数は上がりやすくなる。

今週は11日に、4月の機械受注。12日に、4-6月期の法人企業景気予測調査、5月の企業物価、4月の第3次産業活動指数。アメリカでは12日に、5月の消費者物価。13日に、5月の生産者物価。14日に、5月の小売り売上高。15日に、5月の工業生産、6月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が14日に、5月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。なお12日には米朝首脳会談、13日にはFRBが利上げを発表する予定。

       ≪11日の日経平均は? 予想 = 下げ


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