セントアンナの奇跡

突然の代休だったので何も予定が無く、とりあえず久しぶりに映画でも観に行こうと近くの映画館を調べてみたものの、イマイチ興味が無い作品ばかり。
少しマニアックな映画でも何か無いかなぁとググっていたら、ちょっと興味があった「セントアンナの奇跡」が上映中だということを発見し、アサイチで日比谷シャンテまで行ってきた。

重い。
実に重い。
観終わった後、身体はぐったり。
そして涙で顔がぐちゃぐちゃに。

この映画、第二次世界対戦の際にイタリアのトスカーナ地方の小さな街・セントアンナで起きたナチスによる一般市民の大量虐殺という史実が下敷きになった物語。
……と、これだけ書いただけで、何がどう重いんだか、想像がつくことでしょう。
とにかく、これが実話だと信じたくないような出来事を描いたシーンでは、目を開けていられなかった。

しかし、ただ単に悲惨な状況を描いているだけではなく、アメリカ人だから、ドイツ人だから、イタリア人だから、黒人だから、白人だから、悪い人であり、または良い人であるという描き方が一切無く、悪い人は悪い人、良い人は良い人と、全ての人種を平等に描いているところが、スパイク・リー監督作品ならでは。
本当に邪悪なものは何なのか、という本質的なことをすごく考えさせられる。

スパイク・リー監督と言えば、黒人差別に対して過激なまでの表現をすることで一躍有名になった人なので、ちょっと敬遠気味で作品はずっと観たことがなかった。
でも、たまたまDVDで観た「インサイド・マン」が、意外にも社会派映画ではなく実によくできた犯罪サスペンスで、映像もスタイリッシュだし、展開も面白いのがとても気に入って、改めて「マルコムX」や「ドゥ・ザ・ライト・シング」などを立て続けに観てみた。
そうしてみると、やっぱり昔に比べてずいぶん角が丸くなった描き方をしているから、初期のファンからすると普通の映画を撮るようになっちゃったのね、って感じなんだろうけれど、最近の作品も本当に素晴らしいと思うので、もう1度もっとちゃんと評価されてもいいんじゃないかと、個人的には思っている。

この映画、殆どがトスカーナでのロケなので（ローマもちょろっと出てくる）、そういう意味でもスパイク・リー作品としては異色だし、まるでイタリア映画を観ているようだった。
トスカーナ地方でのナチス侵攻による悲劇を描いた作品では、「ふたりのトスカーナ」も有名だけど、あののどかで、戦争とは無縁としか思えないような場所で、こうした悲しい出来事があったということは、イタリア好きとしても知っておくべきなのだと思う。

本当に重くて悲惨な物語だし、正直突っ込み所も結構ありながらも、人の心の優しさもたっぷり描かれていて、後味はけっして悪くない。
是非おすすめ。


映画を観た後、今日から始まった麻布十番祭りの屋台を物色しながら帰宅。
いつもと違う時間に玄関が開くと、誰か知らない人が来たかと思って、すももは隠れてしまう。
「すもちゃ～ん！帰ってきたよ～」と声をかけると、おそるおそる出迎えてくれる。

ステキな響き

来週再び嵐のような仕事が始まるまで、本当にエアポケットに入ったかのようにやることがなくなったので、明日、急遽代休を取ることにした。

代休！
代休！！
代休！！！

なんてステキな響き。
はぁ～（うっとり）
1日ダラダラ大王と一緒に家に引きこもって過ごそうと思ったけど、明日はハウスクリーニングが入る日なので、無理矢理でも出かけねば。

あ～それにしても、代休……
ステキ過ぎる。


ダラダラ大王を正面から見た図↓




ダラダラ大王を後ろから見た図↓

はんぺんとさつまあげ

嵐のような仕事がひと段落し、来週またやって来る山場まで、ちょっと楽ができそう。
だから今日は、「自主的にNO残業DAYにする！」と叫んで、定時の6時に会社を出てしまった。

せっかくなので近所のお店で夕ご飯を食べてから帰ろうと思い、早く閉まってしまうために普段は入れないおでん屋さん「福島屋」に立ち寄った。
ここは小さいけれど大正10年創業という由緒正しき（？）おでん屋さん。
飲み屋さん風のお店ではないので、私みたいにお酒を飲まない女性1人客でも気軽に入れるのがとっても嬉しい。

まずはご飯を注文し、おでんを指差し注文。
なぜ指差し注文かと言うと、練り物の名前をちゃんと言える自信が無いから。
けっして、「はんぺん」とか「さつまあげ」という名前を知らないわけじゃなく、関東と私の出身地の名古屋とでは、練り物の名称がゼンゼン違うからなのである。

関東で「はんぺん」と言えば、白くてふわふわした練り物のことを言うけれど、名古屋ではこの「はんぺん」は殆ど見かけることがない。
逆に名古屋の「はんぺん」とは、関東で言うところの「さつまあげ」のことを指す。
ちなみに徳島では「てんぷら」と言うらしい。

以前、違うおでん屋さんで、「さつまあげ」を指差しながら、「はんぺんください」と言ってしまったら、お店の怖そうなおば様に、「はぁぁっ？？これさつまあげですけどっ！」って、冷たく言い放たれたのが今でもトラウマ。
だから、いまだに指差し注文しかできないのである。（笑）


暑さのあまり「はんぺん」のように平たくなった猫↓

腕時計購入

約10年ぶりに腕時計を購入。
10年ぶりって、オシャレな人からしたら、あり得ない年数だろうなぁ。
今使っているエルメスの腕時計は、それなりの金額だったこともあって、それなりに気に入っていて、毎日毎日ずっと使っている。
でも、さすがに違うのも持っているべきでしょうと思い始めてはや数年。
ただ、時計ってピンからキリまであるし、ブランドにも詳しくないし、買うタイミングを逃していたのだ。

で、今回買ったのはコチラ↓の時計。



COACHのレキシントンというタイプ。
文字盤のデザインと、写真ではわからないけど角度によってうっすらCOACHのモノグラムが見えるのが気に入ってチョイス。

購入したのは、以前に友人から招待状をもらっていたギルト・グループのサイトを通じて。
このギルト・グループとは、アメリカで女性2人が立ち上げたサイトで、ブランドから直接安く仕入れた商品などを期間限定で販売している。会員になると、ほぼ1日1ブランドの割合で案内がメールで届く仕組み。
ありがたいことに友人がくれた招待状には1万円の商品券が付いていたので、何を買おうかたまにチェックしていたのである。

で、今回、COACH WATCHのセールがあったため、これはちょうどいいかもと思って購入した次第。
定価6万円以上の品を、割引価格32,800円＋送料630円－商品券10,000＝23,400円でゲット。
なかなかお得な買物だったのでは？（自己満足）
紹介してくれてありがとね～＞6の3殿

招待により会員になると、1,500円の商品券が付くので、ご希望の方はご連絡を。
私にも商品券がもらえるし。（笑）


時計が入ってきた小ぶりのダンボール箱に、ズボっ！ズボっ！と飛び込むのが楽しくって仕方ない様子のすももも、
「よいおかいものをしまちたね」
と、満足げ。

1年ってあっという間

街を歩いていても、電車に乗っていても、世間はお盆モード一色なのに、仕事が忙しいぞぉーー！
昨日も休日返上で1日お仕事。

そうこうしているうちに、今週末はいよいよ麻布十番祭り。
十番祭りが終わると、夏も終わり。
仕事疲れを言い訳にダラダラ過ごしていると、1年なんてあっという間に過ぎてしまうなぁ。



すももさんは、年中お盆モード。