大泉の仲間たち

大泉高校15期生の交流/親睦のためのブログです。

光通信「IOWN」

2023-03-17 09:30:00 | 日記

 以前に6G通信規格について書きました。機器の
内部で使われると、処理スピードが早くなったり
装置の放熱量が少なくなると書きました。遠隔地
への通信の処理のすべてを光で行うことになれば
遅延も小さくなります。光通信「IOWN」

 https://www.youtube.com/watch?v=V32MdUf5LUU

 海外からの中継地やスタジオとのやり取りでは
遅延によりタイムラグが起こっています。解説者
によっては、人工衛星と地上との距離により発生
していると説明していましたが、これは、正確な
話ではないのです。中継用通信衛星と地上の距離
は、3万6千kmほどですから、電波速度の1/10程度
です。つまり0.1 秒ほどで、地上と衛星との往復
でも、0.2 秒程の遅延にしかならないはずです。
実際の中継放送を見ていると、1 秒近く遅延して
いるように見えます。つまり、くだんの解説者の
話は、正確ではないのです。^^; 実際には送信側
や受信側の放送機材、あるいは、中継局の内部の
機器での遅延も累積されているのです。

 もし、すべての機器やそれらを接続するものが
すべて光通信で行えば、遅延は1/100 程度にしか
ならないものと思います。
 上に示した例の、別場所にいるオーケストラの
各パート間では、遅延を感じることが無くなるの
です。音波の伝搬速度からすると、オーケストラ
の後のパートでの遅延と、大して変わらないこと
になるのです。

 社会が複雑化して、それに対応しなければなら
ないシステムが多くあります。この遅延が問題に
なりつつあります。 1秒間では車は 10mほど進み
新幹線は 50m、旅客機は 200m、地震波では 3km
進みます。
 信号設備、保安設備の内部、あるいは車などの
内部処理の時間短縮がとても重要なのです。