スマホとかデジカメなど、手元で用いる電気製品の電源です。
外に持ち歩かないものは、電源コードがあるのが普通でしたが、
最近は、そういう機器であっても、電池が内蔵されているものが
増えてきています。
従来のニッカド電池などに比べて容量が大きいことから、今の
ところはリチウム電池がデフォルトにはなっています。しかし、
液体の電解質を用いていることから、発火の可能性が高く(最近
は見掛けなくなりましたが)、構造的にも精密な作りを要求する
などが問題でした。なにせ、容量が増えていますからね。
ここに来て固体の電解質を用いる方法が開発され、近々実用化
されるものと思います。更の他の素材のものも開発されつつあり
ます。しかし、化学変化にて蓄電するものなので、材質の均一化
など、製造的、コスト的には課題がありそうです。
装置の表面に太陽電池を組み込むものもありますが、せいぜい
電卓程度の容量をカバーするのが、やっとというところで、機能
がアップしつづける装置への電源供給には間に合いません。
水素による発電が出来るようになった頃は、コンビニで水素が
入ったボンベを購入し、それをスマホに刺して補填する、などの
方法ができそう、なんて考えたことがありますが、発電時に排出
される水をどう処理するのは、思いつかなくて、考えがストップ
してしまいました。^^; ポケットやバッグの中が水浸しになって
しまいますからね。^^;
ただ、個人の手元にいつもある装置の電源ともなると、やたら
と容量が大きいのものはその分危険が増しますから、バッテリー
の大型化には自ずと限界があります。スマホの持ちを長くするの
には、やはりスマホの省エネ技術に頼るしかありません。