新しいCOVID-19の亜種が出現し、諸外国で感染者が急増しているにもかかわらず、保健省(DOH)は渡航制限をかける必要はないと判断している。
「COVID-19感染者の増加を理由にどの国への渡航を制限する科学的根拠はない」と保健省は昨日発表した。
保健省は、国際的な動向と並行して、COVID-19の症例数と新たに指定された亜種を引き続き監視していることを国民に明言した。
「保健省は引き続き国際保健当局と緊密に連携し、検疫局は全国の入国地点の監視を続けている。
フィリピンの全地域でCOVID-19のリスクは依然として低いとDOHは述べている。
DOH Data Collectアプリケーションの報告によると、116人の重症および重篤なCOVID-19患者が病院に収容された。
5月7日から13日までに877例(1日平均125例)が新たに報告された。
DOHは、「最近増加が観察されているが、以前に観察された増加よりは小さく、低い」と述べ、報告された新規症例のうち、
重症または重篤な症例は7例であったと発表した。
4月30日から5月13日の間に5人が死亡した。
5月12日現在、COVID-19 ICU専用病床は11%しか使用されておらず、COVID-19 ICU専用病床以外の病床は13%しか使用されていない。
世界保健機関(WHO)は、監視下にある3つの新しいCOVID-19変種を報告した: JN.1.18、KP.2、KP.3で、いずれもJN.1の亜種である。
KP.2型とKP.3型は、一部の研究者が造語した「FLiRT」型の正式名称である。
国内でのCOVID-19感染者の急増を防ぐため、保健省は、手洗い、人混みを避ける、空間の風通しをよくするといった標準的な予防策とともに、
フェイスマスクの自発的な使用を推奨している。
一方、マカティ・メディカル・センターは昨日、COVID-19の入院患者数がわずかに増加したが、「全体的な状況は管理可能である」と発表した。
「8階のCOVID棟の稼働率が何日もゼロであったため、数日前から12床まで増床せざるを得なくなりました」と
マカティ・メディカル・センター医療部長は話している。
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