ピープルパワー後30周年。
今年はその息子のアキノがこの日記念式典で「黄金時代ではなかった」そして当時のマルコス政権を痛烈批判をした。
マニラ国際空港で兇弾に倒れ早いもので30年を経過した。
しかしおかしなことにエドサ革命後に生まれた若者層を中心にマルコス支持が広がっている。
そういった傾向は世界中どこにもあること。
ただし、このフィリピンは本当に行政に対して信頼を持っているのだろうか。
秋の大統領の演説に参加した学生は、大学のプログラムとして参加した。無邪気というか世相を全く理解できていない人種なのか定かではない。
現在のマニラの最低賃金
Sector/Industry |
Basic Wage |
Basic Wage Increase |
New Basic Wage |
COLA |
New Minimum Wage Rates |
Non-Agriculture |
P 451.00 |
P 15.00 |
P 466.00 |
P 15.00 |
P 481.00 |
Agriculture (Plantation and Non Plantation) |
P 414.00 |
P 15.00 |
P 429.00 |
P 15.00 |
P 444.00 |
Private Hospitals with bed capacity of 100 or less |
P 414.00 |
P 15.00 |
P 429.00 |
P 15.00 |
P 444.00 |
Retail/Service Establishments employing 15 workers or less |
P 414.00 |
P 15.00 |
P 429.00 |
P 15.00 |
P 444.00 |
Manufacturing Establishments regularly employing less than 10 workers |
P 414.00 |
P 15.00 |
P 429.00 |
P 15.00 |
P 444.00 |
NO. Ncr-19 Wage order による賃金だ。
しかし、一歩首都圏を外れると340ペソになる。
日本食レストラン。田辺さんを一例に挙げると「ランチ」が360ペソくらい。
いかに最低賃金が低く、物価と収入がアンバランスであるかわかる。
フィリピンの多くの人々が外国人へ話す言葉。
「フィリピン人はいつも空腹で、お金の自由度が低い」と口走る。
そして夜な夜な黄色い声を上げて客を待つカラオケネーチャンなどと比較すると、本当に生活苦なのか?
とも疑いを持ってしまうことがある。
つまり外国人は自国とフィリピンを比較、給料が安いと勝手にそう思っていることも事実である。
公共交通機関ジプニー7.5ペソ。同じ区間をタクシーで100から150ペソ。
現地の方は別にタクシーなど利用しない。お金持ちは別として、オフイス街などでもジプニー通勤が非常に多い。
よく現地の方にお話しを聞く機会が多い。
なぜお金がないのか?
通勤費と食費に費やす金額が多い。したがって、余裕のあるお金がない。
その多くは、首都圏以外からの首都圏への通勤者。
では、一歩離れた工業地帯で働く人々は。
金の話の頻度は非常に低い。
カビーテ、ラグーナ、リパ、バタンガス地区に広がる工場地帯。
この地区の工員の日給は340ペソとさらに低くなる。
昼食どき工員さんの食事光景を見ると、非常にお粗末だ。ご飯に、おかずはイワシの丸焼き、チキンなどの焼き物が主。それでもニコニコしながら食事を楽しんでいる。多くの企業が送迎バスを提供、負担を少なくしているのと、アラワンスと称した給料以外の補助金を支給しているケースが多い。
米1kg38ペソ方48ペソくらいのものがよく売れているようすで、便利なことは、シャンプー一回分パックすらある。コーヒーもその通りで一回分を求めることができる。
したがって、現地で働く工員さんたちは生活が苦しいか?といえば決してそうではない。
さらに、雇用されて6ヶ月契約で再契約を受けれないことを考えたら、派遣会社で働いた方が先行き安心できる。
多くの工員は月26日働く。よくみていると、首都園で働く方よりにこやかで余裕があるようにすら見えてくる。
現地で働く方にとって一番の負担は、トライシクル、ジプニー、バスといった通勤費用。この一部が軽減されただけで楽になる様子です。
マルコス政権からアキノ、ラモス、エストラーダ、アロヨ、そして現在のノイノイと政権が変わった。
年々安全度は多少上がってきているが、基本的な外国人へ対する危害度は変わっていない。が。むしろ現在が黄金時代なのかもしれない。
チャイナプラスワンで東南アジアへ出てくる企業が増え出したのだが、むしろ、フィリピンが穴場かもしれない。
何と言っても1億を越えた人口と、子作りがうまい国だけに、ワーカー年齢層18歳から40歳の層が非常に暑い国で、おそらく2040年くらいまではこういった恩恵が受けられる、つまり若いワーカー層が確保できる国かもしれない。
皆さんがもし時間程に余裕があったら、首都圏以外の近接町村をご覧になってみてください。
新しい発見ができます。
タガイタイの美味しいフィリピン料理店「PAMANA」ここで昼ご飯を食べたらカランバ方面へ進み、エメルダ夫人が使用した別荘を経由マニラへ戻るコースが最高です。
PAMANAは11時くらいに行っても待たされるほど混み合います。
ラップラプの唐揚げあんかけ。ピナクベッッツというフィリピン野菜煮込み。パエリアもあります。価格もリーズナブルで一度ご体験されてみてください。
なお、スターバックスタガイタイ店から見下ろす、タール湖は絶景です。
ところで、ここ数年の間にマニラのスタバも随分増えましたね。
首都圏始めスターバックスが本当に増えました。
タガイタイも最近は霞んでいることが多いのですが、これから5月くらいにかけては綺麗な景色が観れると思います。スタバの穴場はロハスボリバードからペドロヒル通りへ入る角にあるスタバ。ここのサンセットとサンシャインは結構はまります。