フィリピンりぱぶりっく狂笑国

フィリピンらしく
フィリピンでも
フィリピンだから

ブンテス アコ

2006-03-21 | Weblog
セブ出身でカビーテにアパートを借りている、バクラーランのセールスレディ。3年ほど前にバクラーランへ買い物へ出かけた際に、買い物をした店で働いていたオネーチャン。17歳くらいだった。オネーチャンが執拗に携帯番号を聞いてきた。18歳になったら日本へ行くためにプロモーションへステイインするとか。日本語を覚えたいのでテキストメイトになってくださいといわれ、仕方なく。
 週に2、3回くらいテキストが来ていた。正直何を言いたいのか、タガログ語でテキストを送信されると理解できないことが多かった。セブは増してビサヤ。極端な例 タガログ語はhindiとテキストするがビサヤのオネーチャン hinde。特にこのフィリピンは短縮したテキスト送信が多く。hindi を d。試行錯誤、近くの友人に応援を得てどうにか理解しながら頓珍漢なことをしていた。
 半年くらい経過した頃から、テキスト回数も非常に少なくなり、テキストが来ればプリペイドねだりが多くなってきた。住んでいてよくあること、気にもせず「ケチ」といわれようが言われる筋合いもないのでそれなり、差しさわりのない程度に返信していた。
テキストをはじめ1年ほど経過した頃、記憶にない電話番号でテキストが送信されてきた。内容は、「日本人は冷たい。何でテキストしない。」全く記憶にない電話番号。この国ではよくあることなので返信もしなかった。記憶が薄れた頃にまたこの電話番号で同じ内容のテキスト。送信主が誰なのか返信した。オネーチャンからのテキストであった。なにが原因で日本人がつめたいのか問いただした。この頃からどうやらオネーチャンには日本人の恋人らしきものができたようだ。このオネーチャン、バクラーランのセールスレディーの給料2000ペソ。家賃が1500ペソ。カビーテからバクラーランまで通勤。どのように考えても残金500ペソで、公共料金も発生、通勤日、食費はどのような工面をするのか。できることなら爪の垢でも煎じて飲ましてもらいたいほどのやり手かなとも。
 テキストで送返信を繰り貸しているうちに、全容が分かってきた。毎日8時に仕事を終え、その店のボスの家でシャワー、夜食を提供され、10時くらいに帰宅するのだが、行く先は自宅ではなくベンディアのネルバーナ。ライブハウスへ。店内で韓国人や日本人に近寄り売春をしていたようだ。
背が小さいが、胸も非常に大きな日本人のオヤジ殿が好むような体型。毎日その店で屯していたようだ。この店は経営者が韓国人のせいか、訪れる韓国人が非常に多いことで有名なライブハウス。オネーチャンも殆どが韓国人の客が多かったらしい。たまに送信してくるテキストには「韓国人と付き合うと金はろくに支払わず、要望が多く、かなえないと暴力を振る野蛮人」このような内容ばかりだった。しばらくテキストもなく忘れかけていた頃に、オネーチャンからテキストが送信されてきた。「私の彼氏が異常に嫉妬するのでテキストを送信しないでください。」との内容。自ら送信したこと等全くないので気にもせず。
 あれから1年。突如見覚えのないテキスト、ミスコールが2、3日続いた。どうせ悪戯かテキストメイトを募ったようにしプリペイドねだり。と思い返信もしなかった。しかし、執拗にテキストが送信されてくる。「私を覚えていますか?」この手を使うプリペイドねだりが多いので構わずにおいた。今度は「私の彼氏は日本人、今私は妊娠中でまもなく子供が生まれます。経済的に非常に苦しく分娩費用がありません。この携帯電話を担保にお金を貸してください。助けてください。お願いします。」と書いてあった。よくある詐欺師の手口と思い、返信しなかった。しかし執拗に繰り返し送信してくる。テキストには其のオネーチャンの名前も書いてきた。テキスト送信者はオネーチャンであった。以前の携帯電話は、多くの韓国人が知っていて、毎晩、夜の付き合いを要請するテキストばかり。嫉妬した彼氏が暴力を振るうことが多く、彼氏に投げつけられて壊れた携帯電話を買いかける際にSIMも交換したようだ。臨月を向かえ、突如、彼女の住んでいる家から彼氏の姿が消えた。その彼氏は毎月10000ペソをオネーチャンへ渡したようだが、毎晩訪れる際に飲むビール代で消え去っていたようだ。
オネーチャンが知りえる日本人というだけでテキスト送信してきて「借金要請」何の義理もなく、まして金を貸す権利もないので断った。オネーチャン曰く「日本人は無責任だ」確かに日本人であるがとんでもない責任転嫁。話だけ聞いてみた。
 オネーチャン曰く、1年前にネルバーナが暇で、友人とL.Aカフェへ出かけたとき、ちょっとイケメンのお兄ちゃんと知り合い、何度か夜つきあった。ショートタイムで1000ペソ支払ってくれたが、タクシー代もくれないけちな客。しかし、毎晩のように電話してきて相手するようになり、オネーチャンのアパートを見たいとの要望で、案内、その翌日からそのオニーチャンと同棲生活が始まった。しかし、移動に1時間30分も掛かることから、バクラーランへ転居、お兄ちゃんと本格的な同棲生活が始まった。オネーチャンのテキストでは、テレビも冷蔵庫もなく。扇風機が唯一。雑然としているバクラーラン近くのスラムに近い住宅地に住んでいるようだ。お兄ちゃんは英語学校の学生で、フィリピンへ来て6ヶ月目との事。妊娠をお兄ちゃんに告げたとき、非常に喜んでくれ、子供が生まれたら結婚式をするといわれ、オネーチャン店を休むこともなく働いていた。しかし、臨月になった途端、お兄ちゃんの姿が消えた。
 他人から借金するより、お兄ちゃんへ事情を電話して分娩費用を出してもらえば。とアドバイスしたが、フィリピンでの携帯はSIMを変えて接続不可。お兄ちゃんの住んでいたサンタアナの自宅を訪れたが、見たこともない韓国人が住んでいて、尋ねても見たことがない。お兄ちゃんの名前を聞いたが「ケン」とだけ。本国の住所は、聞いても、結婚するんだからそのときに教える。と言われそのまま。お粗末といえばこの上ない話である。

オネーチャンとテキストをしながら考え付いたこと。

・日本人のイケメンのお兄ちゃん。英語学校へ留学している日本人はこのような施設で見かけたことがない。
・日本人であれば、このような物騒な住宅へすまない。まして海外留学するような日本人の両親はサンタアナあたりの汚い住宅を借りるはずがない。
・1年以上付き合っているにもかかわらずオネーチャン全く日本語が理解できない。
・お兄ちゃん、電話が掛かってくると必ず外へ出て行って会話する。
・とにかく辛いものばかりが大好きで、シニガンに入っている青唐辛子を好んで食べる。
・目が吊り上っていて、非常に目が細く、あごが張っている。
すぐに分かった。このお兄ちゃん100%日本人ではなく韓国人だ。ケンと名乗っているが、一見日本人のようにも思えるが、在比韓国人英語学校学生は結構ニックネームに二文字のニックネームが多い。しかもイケメンの韓国人お兄ちゃんは好んで夜な夜なネルバーナやL.Aで一本のビール飲んで売春婦を口説いている。すぐに売春婦のオネーチャンと同棲する。例えスラムでも金が掛からなければずけずけと押しかけ同棲するのは、韓国人がもっとも得意とすること。
 このオネーチャンの彼氏、お腹の赤ちゃんの父親は間違いなく韓国人だ。
ジャッピーノ、ジャッピーノと騒がれています。実際は韓国人との私生児のほうが絶対数多い。もし、このような場所で、若い売春婦、子供がいるといったら尋ねてみるとよい。彼氏はコリアン?と。結構 YESと答えると思います。
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