軍事的に敏感な地域に近いフィリピンのカガヤンバレー州への中国人留学生の流入疑惑を巡る社会的大騒ぎにより、
同国の中国人留学生の数に注目が集まっている。
この州には現在、フィリピンの米軍が使用できる軍事基地が2つある。米国との強化された防衛協力協定(EDCA)により、
大規模な共同軍事演習が認められている。
16,000人の軍関係者が参加する年次軍事演習が4月22日から行われ、5月6日まで続けられた。
2つの基地は、比較的台湾に近いカガヤンに位置している。
「中国人の数の驚くべき増加」を指摘しカガヤンバレー州の中国人の数は非常に疑わしく、憂慮すべきことになっている。
フィリピン領海と南シナ海の緊張に言及し、西フィリピン海での一般的な状況と、カガヤンバレーの戦略的な
地理的位置を考慮すると、同州における中国人留学生の増加は深刻な懸念をもたらしていてフィリピンの国家安全保障に
関わるもので、学生数は4,000人以上の中国人学生と言われるが、フィリピン入国管理局は4月19日発表したデータは、
2023年にカガヤンで合計1,516人の中国人学生に学生ビザが発給したと発表 した。
カガヤンの大学や単科大学の中国人学生は学位取得のために200万ペソを支払っていると言われている。
報道によると、これらの学生の多くは授業に出席していない。
学生に大学教育や修士号を与える機関が「乳搾り牛」として利用されているとの懸念も出ている。