石経沈め（おらし）・志摩市志島

春彼岸に先駆け　海で働き生活する
海女　漁師等は　海中では孤独です
作業の呼吸に余力が無くし　
息が絶える　海藻に引っかかったり
岩礁の割れ目に手が挟まり取れない
体調不良でめまいがするなど　
常に死と隣り合わせで危険がいっぱいです

また　アワビなど獲物は水温の変化や
餌となる海草の生育に左右される
魚貝類の霊を供養し　海の安全と大漁を祈願する
海女の祈りです　

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石経沈めの祭壇 （志摩市志島）

机が　浜に運ばれ　祭壇を設け
海女の手ぬぐい　腰ひも（海女着を結ぶ紐）
水中メガネなどを置き
その上に経の１文字を欠いた石を載せ
線香などを供える　


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素朴だが海女の祈りは生半端じゃない（志摩市志島）

このお祀りは　形だけではなく　一人一人が
自己責任で　海で働くから　真剣な祈りです
現在　志島の海女は　１４～５人
他府県から　移住した若い海女が
１０人いるそうです　


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石経 （志摩市志島）

石経は　浜で集めた４～６㎝の小石に
般若心経の２７６文字を書いたもので
和尚さんが　書いてくれた
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石経を海の遠くへ投げ納める （志摩市志島）

海女さんも　童心に返ったように
渾身の力を込めて　遠くの海へ投げ
お開きとなった

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お年寄り海女の 手押し車（志摩市志島）

手押し車には　海女の道具が積まれており
海から帰るときは　獲物を載せて帰る
陸では　手押し車を使っているが
海に入ると　若い人に負けないようです　

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美しい砂浜に 手漕ぎ舟一艘 （志摩市志島）

漁具を積んだままの舟
気の向くままに　
漁をしているのであろうか？

快晴の　美しい海　誰もいない
広い砂浜の１枚の写真から
優雅な生活が感じられる


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