ニューヨークのある最大の会社の重役が話した所によると
その社員の疲労状態は特に月曜の出勤に甚だしかったとマーデンは書いている。
大抵の社員は休日の翌朝出勤すると、
まだ出勤したばかりであるのに
既に長期間の激務に従事した後であるかの如くすでに疲れており、
できるだけ早く自宅へ帰って休みたいような様子に見えるのである。
そして全く仕事が手につかない。
ともかく仕事ができるような体と精神状態とになるには
少なくとも半日以上はかかるし、
その半日間は全く仕事に無関心で、懶(なま)けてしまって、
何のために出勤しているのかわからないほどなのが多いと云う。
『 生長の家 』 誌 昭和二十四年三月号
「 完全なる生活設計 」 十五日の法語 谷口雅春先生