実相は既に円満完全であるという真理を前提として立って、
その円満完全さは観じて礼拝することによって現実となるのであるという方法論を
生活に応用すれば、生活が裕かになり、教育に応用すれば子供が良くなり、
治病に応用すれば、健康が増進するのである。
神想観の姿勢をとり、合掌瞑目して、自分の子供が既に円満完全であるところの
理想的姿を眼瞼(まぶた)の裏に描いて、それをジッと見詰めながら、
“ ありがとうございます。私の良い子よ ” と念じて礼拝し感謝するがよい。
この行事を毎日つづけるならば、あなたの子供の完全なる実相が現実化して、
本当に優良な子供になって来るであろう。
但し、「 この子は、“ どうも不良であるから ”、こうしてその不良を治すのだ 」 などと
考えてはならない。
「 不良である 」 という前提を深く信念に握っている限り、
その信念が現実化するから不良が治らないのである。
「 この子は、神の子であって、本来も、今も既に完全である 」 と見立てて、
礼拝し感謝するのでなければならない。
『 生長の家 』 誌 昭和四十四年十二月号
「 実相を礼拝して 生活を光明化するには 」 四日の法語 谷口雅春先生