最近その日の用事というか雑用といったほうが適切と思うようなことに追われていて、体も心もくたくたな毎日を過ごしていました。
こういうとそんな日々が終わったかのように聞こえますが、今も続いているので気分は最悪。
その日の用事・雑用はできるだけその日のうちに行うようにしていますが、そのように心を保つことがまた大変。
夕方には疲れ過ぎて、つい晩酌。
少しお酒が入ると体が楽になるのか、自分の心にゆとりが生まれるような気がします^_^
それにも関わらず昨日、息子が「パパ、お酒一週間止めたら」とのたまう。どうも私がお酒を飲んだ後にうたた寝をしてしまうから、お酒が嫌なようです。
お酒を飲んで寝てしまうのは息子には無様な恰好に見えているのでしょう。
男はつらいよ、寅次郎!です。
こんな私だって、外ではシャキーンと行動して、一応一丁前の人を演じているのです。
ただ息子には私の家の中の姿は無防備状態で、だらーと見えているに違いないのです。
しょうがない!もう少し家の中でもカッコよく生きてやるか!
見ていろよ、息子!
俺はそれなりに頑張って生きて来たんだぞ。(ここで、それなりにじゃダメだろうが)
実は私の父親は仕事も家も何事もきちんとやり遂げる人だったから、その子供として大変だった。
間違いなく父はいい模範であったが、父と気質が違う私には父と同じことをすることはなかなか難しく、時には苦痛に近いものになっていた。
幸運にも私は早くして家を出る機会が訪れて、寮生活や下宿などで「自由」を得てしまった。
その自由はあまりのいい加減さで、一度だけ経済封鎖をされたことがある。
なんと父は私への仕送りを止めたのだ。しかも怒りもせず、微笑みながら。
まだ若い息子になんてことをする親父なんだ!よくやるよ!とばかり母に訴えたが、その時の母は珍しく?父の指図に従っていた。
今考えれば、簡単にわかる話だが、あの時は結構心がやられた。
息子よ!わかったか!
俺には最終武器があるんだぞ!
経済封鎖という武器があるんだぞ!
親の批判はまだ早い!いや大きく育っても親の批判はするな!
お前が小さく見えてしまうぞ!
もっと大きく生きろ!
やりたい勉強やなりたい職業に向かって元気に生きろ!
必要なものはいつでも俺が出してやる!心配するな!
親の顔を見て生きるな!
自分のいい顔を見て生きろ!
いつかお前にもわかる。
男はつらいよ 寅次郎!
氷雨降る北の大地からでした。
※この記事は一昨日のものです。UPしたつもりでしたが、下書きのままでした^_^