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モヴィエ日記

映画の感想とか、いろいろです。

デラシネに寄るしね

2023-01-25 00:48:09 | 「舞いあがれ!」Flight Log
しかし朝ドラでアヴァンタイトルが入るようになったのはいつからなんですかねえ?
たった15分のドラマにいちいち要らんやろってのが僕の持論でして、
とは言えまあどっちでもええかってのが正直なところですけども、
でも今日の回なんかオープニングタイトルが出るまで4分半かかってますからねえ。
例えれば1時間半の映画で、タイトルが出るまで30分かかるようなもんやないですか。
よっぽど奇をてらいでもしないかぎりそんなんあらへんでってなところですよねえ。
でもまあ、どっちでもええ話ではありますけども。
さて、そうやってタイトル前に時間をかけてじっくりと描かれるのが、
「デラシネ」での場面。
ある夏の日の昼下がり、昨日も出てた男の子と女の子……ちなみに、
「広田大樹」と「根岸陽菜」ってフルネームの役名が与えられてるってことは、
この2人もそれなりの役割を持って登場してるってことなんでしょうかねえ、
とにかくそんな2人が今日も店に来てて、
男の子は昨日のように何やら個性的な色遣いで生き物の絵を描いてて、
それで「デラシネ」に入り浸ってる背景が窺えるようですけども、
貴司は短歌作りに励み、舞ちゃんはJIS Q 9100取得に向けて参考書に取り組んでいて、
すると、それまでひとり扇風機の前で何をするでもなくアイスキャンディを舐めてた陽菜ちゃんが、
「大人も勉強するんや」と、これは感心した様子なのかあるいは幾分呆れも混じっているのか、
ちなみに「本日も晴天なり」の今日の最後1分弱のところでは、
原日出子が中学生っぽい息子から、
俺は義務教育だけどそっちは好きで勉強してるんだろ、一緒にするな、みたいな屁理屈を言われてて、
返す言葉もないみたいやったけど、
こちらは、飛行機の部品作るためにいっぱい勉強しないとアカンと説明する舞ちゃんに、
納得した様子の陽菜ちゃんは、大樹くんを追いかけて出て行くその際に、
「なあ、2人付き合ってんの?」と、子供らしいどストレートな質問を。
驚いて彼女を振り返る舞ちゃんはやがて貴司と見つめ合って笑い、
「友達やで」
貴司からも、小さいころから仲がいいと言われ、
「ふぅ~ん」とこれは納得したのかしてないのか微妙な笑みを浮かべて去って行く陽菜ちゃん。
そんな彼女に動じた様子もない舞ちゃんは勉強を中断して、
貴司の歌の推敲を手伝うことに……って、
この余りの自然さがなんか逆に怪しいというか勘繰りたくなるというか、
まあドラマの上では確かに本当に幼いころから仲のいい関係ですけどね、
関係ですけど今後もこのままでいるのかどうかというのはちょっとこの、
いろいろ想像がめぐらされてきてしまいますけども、
やがて帰り支度をした舞ちゃんは、短歌賞の応募封筒にケッタイな願掛けしたりして、
そんな2人の様子がまたなんとも睦まじくって、
立ち読みしてた客も居づらくなって店を出て行く始末。
とここで舞ちゃんに、プレッシャーがあると打ち明ける貴司、
短歌は自分のすべてで、それを賞に出すということは全力でぶつかるということで……
だけど賞に関係なく自分の想いが伝わればいいと、
そんな貴司を笑顔でもって励ます舞ちゃん……ちなみに、
今日の「本日も晴天なり」の最後のナレーションでは、
原日出子が何かに投稿し続けてるけどずっと落ちてるとか言ってましたっけ。

そしてオープニングタイトルが明けると、
「ノーサイド」で語らうお母ちゃんと悠人。
IWAKURAの経営状況が記されたらしい書類に目を通し、
「悪ない投資先やわ」とまんざらでもない素振りを見せる悠人は、
飛行機の部品作りの話を聞き、
かつてお父ちゃんと交わした会話を思い出し……
「まあええんちゃう、やれるだけやってみたら」と、
愛想はないけど彼なりに、夢に向かうことにエールを送ってるような様子。
と、他の客が彼に気づいてざわつく一幕があったりして、
彼が投資家として憧れの対象になるほど有名になったことに、
お母ちゃんとしてもやはりまんざらでもない様子。

さて、そんなお母ちゃんと舞ちゃんが参加する例のセミナー、
まずはスライドを見ながら進行役の人が説明してて、
それによると自動車には3万点の部品が使われてるけど、
航空機は300万点になるとのこと。
すごいなあ~。
某チェーン店の「餃子1日100万個」よりすごいなあ~って、
比較するもんやないのかも知れんけど、
とにかくそれだけたくさんになると中小企業の力も必要だ、
我が国の将来を支える基幹産業として航空機産業を発展させよう……などと、
威勢のいい調子に参加者一同も拍手で応じるけど、
しかしその後、参加者からあがる声はというと、
結局は中小企業には無理なんちゃうん?ってものになってしまって、
すると進行役は「逆に皆さまにお尋ねしたいのですが……」とか言って、
解決策を参加者に丸投げする始末。
しばし黙り込む一同……とそこに、
颯爽と手を挙げるのはもちろん、われらが舞ちゃん、
隣のお母ちゃんも驚くなか、立ち上がって、
「株式会社IWAKURAの岩倉舞と申します」
すると会場前方の隅に、どういう役割で参加してるのかはわからないけど、
それなりの地位にありそうな年配の男性が、
「岩倉……?」とつぶやいて舞ちゃんに注目するのは決して、
「いわくらのいわくら」って言い回しが面白いなあなどと思ったからではないようで、
それで舞ちゃんが語るのは、複数の企業が協力すればいいというもの。
その朗々とした語り口はこれがその場の思い付きなどではなく、
前々から考えていたことではないかと窺わせるもので、
お母ちゃんも、そこまで真剣に取り組んでたのかと感心したかのような表情。
でもってセミナー終了後、帰り支度をしてる舞ちゃんのところへやってくるのは、
先ほど彼女に注目してたあの男性。
菱崎重工の荒金と名乗る彼と名刺交換する際にまた、
「IWAKURAの岩倉舞と申します」ってやっぱりおもろいわあ、
「いわくらのいわくら」、
なんか「フニクリフニクラ」みたいやん。
それで、さっきの話は興味深かったと褒めておきながら、
本当にそんなことができるのかと疑問を呈し、
しかしそれに動じない舞ちゃんが、力を合わせれば素晴らしいものができると答えると、
それが難しいと荒金、
それぞれにプライドがあって思惑がある……って確かに、
さっき発言してたおっさんらはどいつもこいつもクセがあって、
なんぞ思惑がありそうに見えましたけども、
セミナー参加者のなかで唯一の女性であるIWAKURAの岩倉舞ちゃんはそれにも堂々と、
「同じ想いがあるからです」
それを聞いて「面白い」と言う荒金の笑みにもなんぞ思惑がありそうですけど、
やがて秘書らしき者から促されて去って行く荒金。
「菱崎重工って日本の重工業でトップクラスの会社やんな?」
久々にため口で訊く舞ちゃんに、
「お父ちゃんが工場継ぐ前に働いてた会社」と答えるお母ちゃん。

その帰りに「デラシネ」に立ち寄る舞ちゃん、
貴司から訊かれて、航空機産業を目指すのは大変やと思ったと答え、
「けど諦めへんでぇ、一歩ずつ進むわ」
悪戯っぽくそう言う舞ちゃんに、微笑む貴司。
と、唐突に話題を変える舞ちゃん、
夕食はそうめんと夏野菜のてんぷらにしようかと思ったけど、
暑いからお母ちゃんは揚げ物はイヤかなあ……って、
食べるほうはイヤじゃないと思いますよ。
作るほうがイヤやって思ってるんちゃうん?って、
僕ならまずそう言うだろうところを、
レジ袋をのぞき込んで夏野菜の品定めをし、
刻んでめんつゆにつけたらいいとアドバイスする貴司。
感心する舞ちゃんに、山形でそうして食べてたって答えるけど、
僕が聞いたことあるのは、山形ではそうめんのときにサバ缶をめんつゆに入れて食べるってのですけどねえ。
まあどっちにしろ美味しそうやけど。
で、そんなことより、
礼を言って帰る舞ちゃん、
店に来た時と同じほうに去って行くんですよね。
わざわざ店に立ち寄ってるんですよね、帰り道にあるからとかじゃなくて。
で、舞ちゃんが出社すると、
荒金が工場の視察に来てると聞かされ……この先の展開、
なぜか大河内教官の顔がちらつくような。
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