ところで僕がここに美術展のことを書くのって、旅行で訪れたのばっかりで、
普段はぜんぜん行ってないのかというとそんなことはなくって、
最近とくに更新が滞りがちやったりして書いてないだけなんですけども、
今回は初体験のことがあったんで重い腰を上げて書きましょうか、
というのも「フェルメール展」に行ってきまして、
しかしそんなに興味があったわけではなかったんですよ、フェルメールに。
なんか熱烈なファンが多すぎて、会場もむっちゃ混雑するやろなあって、
だからわざわざ出かけなくてもいいかなあって思ってたんですけども、
そんな僕を後押ししてくれたのが音声ガイド、
そう、石原さとみさんが担当するというので出かけてまいりました、
4月下旬の平日の朝11時ごろ、
当日券売り場にはざっと50人ほどの行列ができてたけど、
へっへっへ、前売り券を持ってた僕はそれを横目にすいーっと入場、
並ばなくてすんでよかったよかった……と思いきやここで想定外の事態が。
なんと音声ガイドの受付に30人ほどの行列ができてるではないですか。
こんなのちょっと見たことないですよ。
しかしこれを利用しないなら何のために来たのかわからないので、仕方なく並びまして、
金600円也を支払って機材を借り、お姉さんに使用方法を教わりまして、
そう、実はこの音声ガイドというのを利用するのはこれが初めてなんですわ。
だいたい僕は作品に添えられてる解説文とかもあまり読まない性質でして、
そんな余計なもんなくても鑑賞に何の差支えもないやんか、
ましてや金まで払ってなんでわざわざ……と思ってたんですけども、
それが石原さとみさんとなると話は別ですよねえ。
まずはお姉さんの指示に従ってテスト音声を再生すると、おおって、
耳元でさとみちゃんがささやいてくれるではありませんか。
僕のためにささやいてくれるさとみちゃん、これで600円は安いもんや……って、
何しに来てんねんって感じですけども、
そんなこんなで場内では、作品に添えられてる番号に従ってそのボタンを押すと、
耳元でさとみちゃんがその絵や時代背景なんかを教えてくれるんですわ。
さとみちゃんが僕のために教えてくれるんですよ……幸せやわあ。
場内は予想通りの混雑ぶりで、本当ならざわざわと騒々しいところやろうけど、
しかしそんなのはヘッドフォンで遮られて僕とさとみちゃんのふたりきりの世界、
それでも時おり「へえ~「ニシン漁」やて、ニシン獲ってはるわ」などと、
まったく価値のないおばちゃんの戯言も漏れ聞こえてきてしまうけど、
だから番号の指示に関係なく何度も何度もリピート再生して、
作品に没頭できたのはこれは思わぬ効用ってところでしたねえ。
で、肝心の作品のほうはというと、
「フェルメール展」とはいってもフェルメールのは6点だけで、
あとは同時代のオランダの画家のがいろいろと展示されてまして、
題材的には興味深いのが多かったですかねえ、
先のニシン漁とか、当時の庶民の生活の一場面とか……そして、
やがて真打フェルメール登場、
こちらは裕福なご婦人が手紙書いたり手紙読んだり、
題材的にはそれがどうしたって感じのものが多いように思えるんですけども、
でもその背景にはあれやこれや興味をそそるものがありまして、
そういったことを僕のために教えてくれるさとみに感謝ですわ。
そしてガイドの最後のさとみのまとめ、
日常の光景を絵画で切り取るのは現代のSNSに通ずるものがある……
SNSにねえ……ま、
さとみがそう言うのならそういうことで納得しときましょうか。
しかしそんなさとみとももうお別れ、
名残惜しいけど機材を泣く泣く返却し、物販会場へ。
なんか美味しそうなお菓子がいろいろあって、
しかも「大阪会場限定」とか書かれてるとむっちゃ購買意欲がわいてくるけど、
しかし会計のほうを見ると、なんと100人近い行列が。
というわけでお土産は何も買わなかったけど、
なかなか充実したひとときを過ごせたさとみのささやきwith「フェルメール展」なのでした。
普段はぜんぜん行ってないのかというとそんなことはなくって、
最近とくに更新が滞りがちやったりして書いてないだけなんですけども、
今回は初体験のことがあったんで重い腰を上げて書きましょうか、
というのも「フェルメール展」に行ってきまして、
しかしそんなに興味があったわけではなかったんですよ、フェルメールに。
なんか熱烈なファンが多すぎて、会場もむっちゃ混雑するやろなあって、
だからわざわざ出かけなくてもいいかなあって思ってたんですけども、
そんな僕を後押ししてくれたのが音声ガイド、
そう、石原さとみさんが担当するというので出かけてまいりました、
4月下旬の平日の朝11時ごろ、
当日券売り場にはざっと50人ほどの行列ができてたけど、
へっへっへ、前売り券を持ってた僕はそれを横目にすいーっと入場、
並ばなくてすんでよかったよかった……と思いきやここで想定外の事態が。
なんと音声ガイドの受付に30人ほどの行列ができてるではないですか。
こんなのちょっと見たことないですよ。
しかしこれを利用しないなら何のために来たのかわからないので、仕方なく並びまして、
金600円也を支払って機材を借り、お姉さんに使用方法を教わりまして、
そう、実はこの音声ガイドというのを利用するのはこれが初めてなんですわ。
だいたい僕は作品に添えられてる解説文とかもあまり読まない性質でして、
そんな余計なもんなくても鑑賞に何の差支えもないやんか、
ましてや金まで払ってなんでわざわざ……と思ってたんですけども、
それが石原さとみさんとなると話は別ですよねえ。
まずはお姉さんの指示に従ってテスト音声を再生すると、おおって、
耳元でさとみちゃんがささやいてくれるではありませんか。
僕のためにささやいてくれるさとみちゃん、これで600円は安いもんや……って、
何しに来てんねんって感じですけども、
そんなこんなで場内では、作品に添えられてる番号に従ってそのボタンを押すと、
耳元でさとみちゃんがその絵や時代背景なんかを教えてくれるんですわ。
さとみちゃんが僕のために教えてくれるんですよ……幸せやわあ。
場内は予想通りの混雑ぶりで、本当ならざわざわと騒々しいところやろうけど、
しかしそんなのはヘッドフォンで遮られて僕とさとみちゃんのふたりきりの世界、
それでも時おり「へえ~「ニシン漁」やて、ニシン獲ってはるわ」などと、
まったく価値のないおばちゃんの戯言も漏れ聞こえてきてしまうけど、
だから番号の指示に関係なく何度も何度もリピート再生して、
作品に没頭できたのはこれは思わぬ効用ってところでしたねえ。
で、肝心の作品のほうはというと、
「フェルメール展」とはいってもフェルメールのは6点だけで、
あとは同時代のオランダの画家のがいろいろと展示されてまして、
題材的には興味深いのが多かったですかねえ、
先のニシン漁とか、当時の庶民の生活の一場面とか……そして、
やがて真打フェルメール登場、
こちらは裕福なご婦人が手紙書いたり手紙読んだり、
題材的にはそれがどうしたって感じのものが多いように思えるんですけども、
でもその背景にはあれやこれや興味をそそるものがありまして、
そういったことを僕のために教えてくれるさとみに感謝ですわ。
そしてガイドの最後のさとみのまとめ、
日常の光景を絵画で切り取るのは現代のSNSに通ずるものがある……
SNSにねえ……ま、
さとみがそう言うのならそういうことで納得しときましょうか。
しかしそんなさとみとももうお別れ、
名残惜しいけど機材を泣く泣く返却し、物販会場へ。
なんか美味しそうなお菓子がいろいろあって、
しかも「大阪会場限定」とか書かれてるとむっちゃ購買意欲がわいてくるけど、
しかし会計のほうを見ると、なんと100人近い行列が。
というわけでお土産は何も買わなかったけど、
なかなか充実したひとときを過ごせたさとみのささやきwith「フェルメール展」なのでした。