さて、このドラマのデータ放送のコンテンツのなかには、
このような登場人物紹介のコーナーがありまして、
上の写真のように役柄と、
そしてリモコンを操作するとこのように、
演じてる役者さんのプロフィールが表示されるんですね。
これがヒロイン以下十数名分見られるんですけど、
この一覧の右下に「注目」というところがありまして、
ここにはその週の注目のキャラクターが表示されまして、
例えば先週なら土佐屋尊建と、彼を演じた波岡一喜さんのプロフィールが紹介されてたんですけど、
今週はいったい誰かというと……
壁って!
しかも壁のプロフィールって!
いったいこの壁をどんな悲劇が襲うのか……って、
それはまあ、今週分の予告の映像でわかってはいたんですけども。
それにしても小草若、
まさか喜代美に同居をもちかけるとは。
ホンマのことを言うとローンが……と、ちょっとフェイントをかけたりしてたけど、
もちろん本心は見え見えなわけですけど、
しかし彼はホンマ、見た目はあんなでアホ丸出しとはいえ根はいいやつですよねえ。
何度か書いてるけどチャラチャラしてるようでいて礼儀はわきまえてるし、
以前、鞄持ちに喜代美をつれてテレビ局入りしたとき、
偶然清海に出会って立ち話してる喜代美に、
「喜代美ちゃん、先に荷物置こか」って言ってた、
あれなんか好感が持てましたねえ。
これが師匠や普通の兄弟子なら「何してんねん」って叱るところを、
そう強く言えないのはもちろん惚れてるからやろけど、
しかし口調は優しいとはいえ、これでキチンと注意してるわけで、
そして喜代美もそれをキチンと理解するキャラクターですからねえ。
そんな小草若、
喜代美の、そして草々の気持ちを知っていながらのこの同居のもちかけ。
彼はきっと、人気に乗ってちょこちょこと女遊びはしてたやろけど、
真剣な気持ちで付き合ったことなんてなかったんやないでしょうか。
そんな彼の一世一代のアプローチ。
しかしそれは咲の「男こそが修行や」とのわけのわからん哲学によって、
草々の気持ちを確かめる手段に使われることになって……
すると本心を言い出せないもどかしさが生来の落語バカさと結びついて、
「ええんちゃうか」とか言ってしまう草々。
そんな彼に不満を爆発させてしまい、
成り行きで小草若に同居をお願いしてしまう喜代美……
ああ、そんな小草若の幸せが糠喜びに終わってしまうとは。
大晦日、喜代美の内弟子最後の日であり、そして誕生日。
朝っぱらからあの座布団がゴミとして捨てられてるのを見てしまい、
どん底まで落ち込む喜代美。
そのせいでその夜の「寝床」での忘年会(?)で、
「落語家なんかならんかったらよかった」とまた爆発。
いっぱい我慢してやっと年季が明けたと思ったらもっと辛い思いしないといけないなんて……と、
そんな喜代美の想いをしかし落語の修業のこととしか理解できなかったのか、
怒鳴りつける草々。
すると喜代美の爆発は座布団のことにもおよび、
そこで草々が本心を明かしてしまい……
「見たくないからや!お前が出てってまうのにお前が縫うた座布団なんか見て暮らしたないからや!」
そう言ってしまって一瞬後悔はした様子、
しかしそこまで言ったらもうこの際ってところか、
「ええ加減にせえよ、あんな薄っぺらい壁の向こうでいそいそ引越しの準備なんかしやがって」
もう本心さらけ出したも同然のこの逆ギレ的発言。
「いそいそなんかしとらん……」
すると涙混じりに喜代美、
「私かて見えんかった、あの壁の向こうで草々兄さんが何考えとんのか。
あの壁が邪魔でなんも見えんのです……」
そんな喜代美にようやく思いを打ち明けようとする草々、
しかし彼の言葉を阻むのは除夜の鐘の音。
同じく、喜代美の言葉を阻むのも除夜の鐘の音。
ああ、邪魔は鐘なり。
……そんな2人の姿に、何やかやと理由をつけて去っていく周囲の人たち。
そしてひとり何も言わずに席を立つ小草若……
一度はOKしてもらったのになあ。
その上でそれがダメになるって余計に辛いよなあ。
でももうジタバタしても仕方なく、
そんな彼を賭けの勝ちを返上して慰めてやる四草。
みんないい奴やなあ。
で、そうやってお互いの想いがわかりあえてるはずやのに、
それなのに無言でそれぞれの部屋に戻る喜代美と草々。
いったいどうしたらいいのかわからない2人に、
小浜の糸子が口ずさむ「ふるさと」が届いたのか……
ああ、ついに壁を悲劇が襲う!
力任せに壁をぶち破って部屋を跨ぎ、
喜代美を抱きしめる草々。
「今日からお前が俺のふるさとや」
そして幼い日、梅丈岳で糸子に額と額をくっつけてもらった、
あのときと同じポーズをとられ、
そしてもう一度、抱きしめられる喜代美。
やっと取り払われた2人の間の壁。
しかし本当の壁は人の心のなかにあるもんやろなあ。
えー、まあそんなわけで、
僕は例の彼女の心の壁を取り除くことはできなかったけど、
でも夕べはいっぱいお喋りができてとても楽しかったよ。
何事もなかったかのように一緒にいて、
そして帰りの電車で、
この一ヶ月、短い間やったけどありがとうって言い合って、
それでお別れ。
いやあ、何とか醜態をさらさずに済んだだけでも自分としては上出来ですわ。
まあ唯一悔いが残るのは、
最後は「さよなら」とか言いたかったけど、
結局いつものように「お疲れさん」って言ってしまったことですかねえ。
最後に交わした会話がこれって……
あーあ……
でもそういう運命なんやろなあ。
喜代美は小浜に来ておじいちゃんと一緒に落語を聴いたときから、
草若師匠と、そして草々と出会い、
それでこうなる運命やったんやろなあ。
小草若はああなる運命やったんやろなあ。
可哀想な小草若。
可哀想な壁。
可哀想な僕。
いやいや、でも僕は幸せやったよ、ホンマに。
小草若にもそのうち幸せが来るやろなあ。
まあ壁は壊されたまんまやろけど、
そんなこんなでこのドラマもあっという間に3ヶ月が過ぎて折り返し地点、
しかしこんな急展開を見せてくれるとはねえ。
思いもしませんでしたわ。
こりゃこれからもませます目が離せませんわ、
というわけで年明けからはホンマに前みたいにしっかりとブログを書いていきますんで、
来年もどうかよろしくお願いいたしますです……しかし、
この一ヶ月の出来事はすべてブログを盛り上げるためのネタでしたよ~ん!
とか言うてみたりなんかして。
あーあ……。
このような登場人物紹介のコーナーがありまして、
上の写真のように役柄と、
そしてリモコンを操作するとこのように、
演じてる役者さんのプロフィールが表示されるんですね。
これがヒロイン以下十数名分見られるんですけど、
この一覧の右下に「注目」というところがありまして、
ここにはその週の注目のキャラクターが表示されまして、
例えば先週なら土佐屋尊建と、彼を演じた波岡一喜さんのプロフィールが紹介されてたんですけど、
今週はいったい誰かというと……
壁って!
しかも壁のプロフィールって!
いったいこの壁をどんな悲劇が襲うのか……って、
それはまあ、今週分の予告の映像でわかってはいたんですけども。
それにしても小草若、
まさか喜代美に同居をもちかけるとは。
ホンマのことを言うとローンが……と、ちょっとフェイントをかけたりしてたけど、
もちろん本心は見え見えなわけですけど、
しかし彼はホンマ、見た目はあんなでアホ丸出しとはいえ根はいいやつですよねえ。
何度か書いてるけどチャラチャラしてるようでいて礼儀はわきまえてるし、
以前、鞄持ちに喜代美をつれてテレビ局入りしたとき、
偶然清海に出会って立ち話してる喜代美に、
「喜代美ちゃん、先に荷物置こか」って言ってた、
あれなんか好感が持てましたねえ。
これが師匠や普通の兄弟子なら「何してんねん」って叱るところを、
そう強く言えないのはもちろん惚れてるからやろけど、
しかし口調は優しいとはいえ、これでキチンと注意してるわけで、
そして喜代美もそれをキチンと理解するキャラクターですからねえ。
そんな小草若、
喜代美の、そして草々の気持ちを知っていながらのこの同居のもちかけ。
彼はきっと、人気に乗ってちょこちょこと女遊びはしてたやろけど、
真剣な気持ちで付き合ったことなんてなかったんやないでしょうか。
そんな彼の一世一代のアプローチ。
しかしそれは咲の「男こそが修行や」とのわけのわからん哲学によって、
草々の気持ちを確かめる手段に使われることになって……
すると本心を言い出せないもどかしさが生来の落語バカさと結びついて、
「ええんちゃうか」とか言ってしまう草々。
そんな彼に不満を爆発させてしまい、
成り行きで小草若に同居をお願いしてしまう喜代美……
ああ、そんな小草若の幸せが糠喜びに終わってしまうとは。
大晦日、喜代美の内弟子最後の日であり、そして誕生日。
朝っぱらからあの座布団がゴミとして捨てられてるのを見てしまい、
どん底まで落ち込む喜代美。
そのせいでその夜の「寝床」での忘年会(?)で、
「落語家なんかならんかったらよかった」とまた爆発。
いっぱい我慢してやっと年季が明けたと思ったらもっと辛い思いしないといけないなんて……と、
そんな喜代美の想いをしかし落語の修業のこととしか理解できなかったのか、
怒鳴りつける草々。
すると喜代美の爆発は座布団のことにもおよび、
そこで草々が本心を明かしてしまい……
「見たくないからや!お前が出てってまうのにお前が縫うた座布団なんか見て暮らしたないからや!」
そう言ってしまって一瞬後悔はした様子、
しかしそこまで言ったらもうこの際ってところか、
「ええ加減にせえよ、あんな薄っぺらい壁の向こうでいそいそ引越しの準備なんかしやがって」
もう本心さらけ出したも同然のこの逆ギレ的発言。
「いそいそなんかしとらん……」
すると涙混じりに喜代美、
「私かて見えんかった、あの壁の向こうで草々兄さんが何考えとんのか。
あの壁が邪魔でなんも見えんのです……」
そんな喜代美にようやく思いを打ち明けようとする草々、
しかし彼の言葉を阻むのは除夜の鐘の音。
同じく、喜代美の言葉を阻むのも除夜の鐘の音。
ああ、邪魔は鐘なり。
……そんな2人の姿に、何やかやと理由をつけて去っていく周囲の人たち。
そしてひとり何も言わずに席を立つ小草若……
一度はOKしてもらったのになあ。
その上でそれがダメになるって余計に辛いよなあ。
でももうジタバタしても仕方なく、
そんな彼を賭けの勝ちを返上して慰めてやる四草。
みんないい奴やなあ。
で、そうやってお互いの想いがわかりあえてるはずやのに、
それなのに無言でそれぞれの部屋に戻る喜代美と草々。
いったいどうしたらいいのかわからない2人に、
小浜の糸子が口ずさむ「ふるさと」が届いたのか……
ああ、ついに壁を悲劇が襲う!
力任せに壁をぶち破って部屋を跨ぎ、
喜代美を抱きしめる草々。
「今日からお前が俺のふるさとや」
そして幼い日、梅丈岳で糸子に額と額をくっつけてもらった、
あのときと同じポーズをとられ、
そしてもう一度、抱きしめられる喜代美。
やっと取り払われた2人の間の壁。
しかし本当の壁は人の心のなかにあるもんやろなあ。
えー、まあそんなわけで、
僕は例の彼女の心の壁を取り除くことはできなかったけど、
でも夕べはいっぱいお喋りができてとても楽しかったよ。
何事もなかったかのように一緒にいて、
そして帰りの電車で、
この一ヶ月、短い間やったけどありがとうって言い合って、
それでお別れ。
いやあ、何とか醜態をさらさずに済んだだけでも自分としては上出来ですわ。
まあ唯一悔いが残るのは、
最後は「さよなら」とか言いたかったけど、
結局いつものように「お疲れさん」って言ってしまったことですかねえ。
最後に交わした会話がこれって……
あーあ……
でもそういう運命なんやろなあ。
喜代美は小浜に来ておじいちゃんと一緒に落語を聴いたときから、
草若師匠と、そして草々と出会い、
それでこうなる運命やったんやろなあ。
小草若はああなる運命やったんやろなあ。
可哀想な小草若。
可哀想な壁。
可哀想な僕。
いやいや、でも僕は幸せやったよ、ホンマに。
小草若にもそのうち幸せが来るやろなあ。
まあ壁は壊されたまんまやろけど、
そんなこんなでこのドラマもあっという間に3ヶ月が過ぎて折り返し地点、
しかしこんな急展開を見せてくれるとはねえ。
思いもしませんでしたわ。
こりゃこれからもませます目が離せませんわ、
というわけで年明けからはホンマに前みたいにしっかりとブログを書いていきますんで、
来年もどうかよろしくお願いいたしますです……しかし、
この一ヶ月の出来事はすべてブログを盛り上げるためのネタでしたよ~ん!
とか言うてみたりなんかして。
あーあ……。