ボチボチ行こうや

ある家族の毎日 

あわてず、さわがず、のんびりと・・・。

父が亡くなりました。

2012-03-09 20:55:50 | 
3月8日午前5時38分、父永眠。
88年の生涯でした。

78歳から今日まで、パーキンソン病とアルツハイマー型痴呆と戦い。
最後は、息をするのも苦しそうな父。

死は突然やってきました。

3月8日は、妻も一緒に、父のそばにで夜を過ごしました。
私も不安だったので、助かりました。

私は仮眠もとれ、その間妻がずっとそばに居てくれました。
時々私たちを捜すのでしょうか、目を開けて・・・。
肩をさすると安心して目をつむります。

でも、目が濁っているような気がして、息も浅くなっているような気がして。

朝お腹が減ったので、二人パンを食べていたのです。
食べ終わった直後、『ゴホッ』という息(咳ではなさそう)。
二人、ベッドから覗きこんだのです。

『息してない!』

見る見る顔色が悪くなって
心音のモニターがアラームを鳴らしています。

急いで、兄・母・弟に連絡。

『お父ちゃん、まだ逝ったらアカン。』
『早過ぎる。みんな来るまで待って!』

5時17分には、呼吸も心臓も止まっていたのです。
結局、私たち二人で見送りました。

私たちだけでも、そばに居れて良かった。
そばに居なかったら、寂しく一人で旅立つことになっていたのです。
ただ、悔いが残らないようにと思って、誰かが必ずそばにいるようにしたいと思って、一人で旅立足せないようにしようと思って・・・。

『お父ちゃん、苦しかったやろ?しんどかったなぁ。もう楽になったやろ。良かった。それとありがとう。僕たちを育ててくれて。』
この一週間、こんなに、父の身体をさすったのは初めて。
嬉しかったです。


38分に主治医の死亡確認があった後、母と兄夫婦が到着。
それから、次男、弟夫婦と子ども、長女。
悲しいの別れの時。

朝10時に、ホームを出発。
入居者や職員・看護師・介護師、みんなに見送られてセレモニーホールへ。
みんな泣いてくれました。
本当にお世話になりました。
親身になって、世話をしてくれて、本当にありがとう。

苑長が、
『11年この仕事をしていますが、こんなに家族に見守られた方は初めてです。』

お通夜は当日。告別式は9日。

親族だけの心温まる会式。
誰もの顔が分かる、本当に良い会式。
懐かしい顔が、ここそこに。

長男も、通夜が終わった9時半に到着。
早速、父にあいました。
『ジージ、九州から来たで!』
ニコニコしながら、色々喋りかけていました。

それから、みんなで、乾杯!
ジージのところにも、ビールを。
なんか、幸せでした。

告別式・お炊き上げ・お骨ひろい・・・。
今日は涙雨。
無事に終了。

母のところに、祭壇。
みんなで家を片づけて、大騒ぎ。
楽しくもあり、悲しくもありの日々でした。

無事に天国へ行けるように。


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