ORGANIC STONE

私達は地球を構成する生命を持った石に過ぎないのですから。

ランナーを撃て!:Empire(2006)/KASABIAN

2006-12-14 22:51:36 | 音楽:オルタナティヴ、プリーズ!
Empire(2006)/KASABIAN

うぉまえらどうしてそんなにかっこいいんだぁぁ!と裏庭の井戸の中に頭突っ込んで叫びたい位かっこいい英国製4人組カサビアン、第2作目。見た目はどーでもいいんです。Alternative/Dance/Electronica系ではありますが、エスニックでパンクな側面もある、独特の世界をすでに確立していた1作目。この2作目も全然路線は変っていません。基本は厭世観溢れるヴォーカルとビート。今回もヴォーカルにはエフェクトがかけられ、低音の直撃ベースに3回転半!そのセンスのよさは本当に凄い。あー踊りたいです大音響で。

いつものズンズン(ベースと言えベース)で始まる1stシングル曲「Empire」。
相変わらず溜めの利いたリズムがもういうことなし。歌詞はいまいち言いたいことが分からないです、この曲。このアルバム、どの曲もいいのですが、特にお気に入りは2ndシングル「Shoot The Runner」。投げやりに「ランナーを撃てぇ 俺は王様彼女は王妃。ビッチ!」と繰り返すその心は?

「Shoot the runner
Shoot shoot the runner
I'm a king and she's my queen 」

これがいかにも呪文のように繰り返されるので、催眠状態になりそうです。「ランナーを撃て」と、「俺は王様、彼女は王妃」の間に関連はなさそうですねぇ。そして歌詞を見る限り、なんだか18禁な気がするのは私だけ?

<Shoot The Runner問題の個所ご説明>
この方たちの歌詞は非常に聞き取りにくいので、ネットのデータを参考にしています。

「Bang
Bang away with my Chang
Always know that I can
Get your knee's on the floor
Absinth make you may whore 」

「バン!
俺の大河で発砲してやる
いつだってやれる
ひざまづけ
アブサンがお前を売女にする」

ですと。私の訳が危ないってか、やっぱり。もし間違ってたら誰か指摘して!
実は上記Get your knee's on the floor の部分に関しては、私にはGet your ass on the floor に聞こえます。
Changに関しては、「揚子江」。俺の揚子江って一体。まあでっかい川ってくらいの意味かなあ?
動詞Bangは日本語の「発射する」と”ニュアンス”は同じです。
ついでにwhore、これは「商売女」「売春婦」といった意味。ホアーと発音します。

PV「Empire」では連絡係の男の子が撃たれましたね。この曲「Shoot The Runner」でランナーを撃つ、って歌っているので、もーあの少年が戦場を走り出したときに絶対撃たれるって思ったでしょ・・・前作アルバムの「Club Feet」でも、女の子撃ち殺されます。そしてPV「Shoot The Runner」では予想とおりメンバー撃たれまくりで、サム・ペキンパーかい?って言うくらい血がどどばっー。実写にエフェクトかけてアニメ風にして生々しさをさけていますが、それでも豪快な出血ぶり。好きですね~もっとやってください。
「Empire」PVは、クリミア戦争を舞台に、メンバーが下級兵士。衣装がマイケミと被ってますよ・・・でもこちらは笑えないです、シリアスです。連絡係の少年が撃たれて、怒ったメンバーは、塹壕をでて戦場放棄をします。外に出たメンバーは大砲でぶっ飛ばされたりして・・・おいおいッ!かなり派手に吹き飛んで血まみれ。そして残ったトム(なぜか小奇麗なシャツ・・・)も戦線離脱の罪でその場で銃殺されちゃったりして!むなしいね~この曲のコーラスは「止めろ!繰り返そうとしている。無駄なことを」ですからいいんですか、これで。相変わらずアイデア勝負のPV作ってます。

←「Empire」PVより。おまいら炎の英雄シャープかぃ!って突っ込みはマニアックなので忘れてください。。
←「Empire」PVより。ギターのセルジオ死亡しました。
←「Shoot The Runner」PVより。血しぶき凄いね。

ビデオ見たい人こちら
Empire
Shoot The Runner

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