Comanche Moon(2008)
今年の春にCBSで放映された、3話に分かれた西部劇TV映画ミニシリーズ。テキサス・レンジャーの2人組ウッドロウ・コールとガス・マクレーのクロニクルを描く、有名な西部開拓時代の物語「ロンサム・ダヴ」シリーズのひとつの物語です。ストーリー的にはまあまあ及第点?なにしろスティーヴ・ザーンとカール・アーバンという役者の実力&魅力で6時間を見ごたえある物にしているといって過言ではないでしょう。
西部開拓時代、コマンチ一族と戦うテキサスの若いレンジャー、ウッドロウ(カール・アーバン)とガス(スティーヴ・ザーン)。馬や家畜を盗み、開拓者を襲うコマンチに手を焼く彼らを率いるのは伝説の男イニッシュ(ヴァル・キルマー)。が、ある日コマンチに大事な愛馬を盗まれてしまったイニッシュは、道案内のコマンチ、フェィマス・シュー(デヴィッド・ミッドサンダー)を連れ、レンジャーを残して馬を取り返しに行くのですが無法者の一群に捕まってしまいます。
新作西部劇なんて久しぶり。昔の西部劇はかなり好きでして、お気に入りはクリント・イーストウッドとヘンリー・フォンダ、そしてジェームス・ガーナーなんですけどね。この映画でびっくりしたのはかつての古きよき西部劇と比べ、格段に映像が美しいこと!西部ってこんなに美しいところだったのね!?青い空、美しい草原に美しい馬。またネイティヴ・インディアンの青年たちも美しい人出てました。調べたらEddie Spearsといって結構人気の有る人みたいです。
ヴァル・キルマー太ったねえ・・・でも楽しそう。
さてヴァル・キルマー演じるイニッシュはエキセントリックな変わり者。制作にもかかわっているヴァル、意外にもこの変人をむちゃくちゃ楽しそうに演じています。一部はヴァルの農場で撮影されたそうです。スティーヴ・ザーンの演じるガスは、陽気でお調子者。泣いたり笑ったりの活躍で、この人のきちんとした役って始めて見るかも。小柄で可愛い人気者のガスと対照的なのがカール・アーバンのウッドロウ。黒ずくめの衣装で無口なこのウッドロウ、見終わったあとしばらくウッドロウ祭りでもしたいほどかっこいいんですよ・・・仕事一筋で真面目な堅物、自分の感情を素直に表せず、物語中一番可愛そうな男かもしれません。この映画決して終わり方はハッピーエンドじゃないんです。そして超クールなフェイマス・シュー(デヴィッド・ミッドサンダー)。実は一番かっこいいです。
超クールなフェイマス・シュー(デヴィッド・ミッドサンダー)。何者?
昔の西部劇とは明らかに違うのがネイティヴ・インディアンの描き方。社会的&人種的配慮がされていて、ネイティヴ・インディアンはちゃんとネイティヴの言葉をしゃべっているんです。明らかにしゃべり慣れていない人もいるのはご愛嬌。また、ネイティブを悪と決め付けず、残忍な野蛮人ではなく独自の文化を持ち、白人に土地を侵略され虐殺されたコマンチは正当防衛であるような描かれ方。悪いコマンチもいればいいコマンチもいて、出来るだけ公平に描こうとする姿勢が感じられます。物語もコマンチの勇者バッファロー・パンプ(ウェス・スチュディ)を中心に、彼らの生活と運命、そして文化的&精神的側面に多く時間を割いています。
6時間という長さからか、映画のようにコンパクトにまとまらず散漫な印象も受けます。でもスティーヴ・ザーンとカール・アーバン、ヴァル・キルマーのうち一人でもお気に入り俳優がいる人は見て損なない!と思う!西部劇としては今ひとつなんですけれど、西部開拓史時代の人間ドラマとして見るべき映画かな。
今年の春にCBSで放映された、3話に分かれた西部劇TV映画ミニシリーズ。テキサス・レンジャーの2人組ウッドロウ・コールとガス・マクレーのクロニクルを描く、有名な西部開拓時代の物語「ロンサム・ダヴ」シリーズのひとつの物語です。ストーリー的にはまあまあ及第点?なにしろスティーヴ・ザーンとカール・アーバンという役者の実力&魅力で6時間を見ごたえある物にしているといって過言ではないでしょう。
西部開拓時代、コマンチ一族と戦うテキサスの若いレンジャー、ウッドロウ(カール・アーバン)とガス(スティーヴ・ザーン)。馬や家畜を盗み、開拓者を襲うコマンチに手を焼く彼らを率いるのは伝説の男イニッシュ(ヴァル・キルマー)。が、ある日コマンチに大事な愛馬を盗まれてしまったイニッシュは、道案内のコマンチ、フェィマス・シュー(デヴィッド・ミッドサンダー)を連れ、レンジャーを残して馬を取り返しに行くのですが無法者の一群に捕まってしまいます。
新作西部劇なんて久しぶり。昔の西部劇はかなり好きでして、お気に入りはクリント・イーストウッドとヘンリー・フォンダ、そしてジェームス・ガーナーなんですけどね。この映画でびっくりしたのはかつての古きよき西部劇と比べ、格段に映像が美しいこと!西部ってこんなに美しいところだったのね!?青い空、美しい草原に美しい馬。またネイティヴ・インディアンの青年たちも美しい人出てました。調べたらEddie Spearsといって結構人気の有る人みたいです。
ヴァル・キルマー太ったねえ・・・でも楽しそう。
さてヴァル・キルマー演じるイニッシュはエキセントリックな変わり者。制作にもかかわっているヴァル、意外にもこの変人をむちゃくちゃ楽しそうに演じています。一部はヴァルの農場で撮影されたそうです。スティーヴ・ザーンの演じるガスは、陽気でお調子者。泣いたり笑ったりの活躍で、この人のきちんとした役って始めて見るかも。小柄で可愛い人気者のガスと対照的なのがカール・アーバンのウッドロウ。黒ずくめの衣装で無口なこのウッドロウ、見終わったあとしばらくウッドロウ祭りでもしたいほどかっこいいんですよ・・・仕事一筋で真面目な堅物、自分の感情を素直に表せず、物語中一番可愛そうな男かもしれません。この映画決して終わり方はハッピーエンドじゃないんです。そして超クールなフェイマス・シュー(デヴィッド・ミッドサンダー)。実は一番かっこいいです。
超クールなフェイマス・シュー(デヴィッド・ミッドサンダー)。何者?
昔の西部劇とは明らかに違うのがネイティヴ・インディアンの描き方。社会的&人種的配慮がされていて、ネイティヴ・インディアンはちゃんとネイティヴの言葉をしゃべっているんです。明らかにしゃべり慣れていない人もいるのはご愛嬌。また、ネイティブを悪と決め付けず、残忍な野蛮人ではなく独自の文化を持ち、白人に土地を侵略され虐殺されたコマンチは正当防衛であるような描かれ方。悪いコマンチもいればいいコマンチもいて、出来るだけ公平に描こうとする姿勢が感じられます。物語もコマンチの勇者バッファロー・パンプ(ウェス・スチュディ)を中心に、彼らの生活と運命、そして文化的&精神的側面に多く時間を割いています。
6時間という長さからか、映画のようにコンパクトにまとまらず散漫な印象も受けます。でもスティーヴ・ザーンとカール・アーバン、ヴァル・キルマーのうち一人でもお気に入り俳優がいる人は見て損なない!と思う!西部劇としては今ひとつなんですけれど、西部開拓史時代の人間ドラマとして見るべき映画かな。
そんでもってこれを見る限り、あれが誰もヴァル・キルマーとは気づかないでしょうね!!
実は馬に乗っている写真の両側のシトが気になるんですけど・・・。写真が小さいんでよくわかんないんですが、イケメンに見えるのですが?
ああ、しかしカールたん頭ちっちゃいよー!
「ミステリー・メン」でも、彼はすっごいかっこいいスーパー・ヒーロー(しかも本物・笑)として登場するんですが、要所要所でお茶目光線を発揮してて、すっかりファンになってしまったという(笑)。
この西部劇でも勇者の役だなんて素敵過ぎます(はぁと)。
…はっ、すっかり別の映画で盛り上がってしまって申し訳ありませぬ。
でも私もクールなカール君の勇姿を観てみたいものです。
>あれが誰もヴァル・キルマーとは気づかないでしょうね!!
変装かと思いますよね。これはこれでいい味出してましたけどね。。
>実は馬に乗っている写真の両側のシトが気になるんですけど・・・。
はい、なかなかのイケメンも居りました。
しかしカールたんには負けるのじゃ!
スティーヴの可愛さにも負けるのじゃ!
見た人は多分「カール派」と「スティーヴ派」に分かれるですね、きっと。
>しかしカールたん頭ちっちゃいよー!
でも、カールたん、丸顔じゃないこと?丸顔でもカールは許そう。
>バッファロー・パンプ役のウェス・スチュディ氏が出ている「ミステリー・メン」を観終わったところなんです!
私もこの人の作品調べましたよ!ネイティヴ役者として重鎮みたいですね。
お茶目光線、見てみたいです。この映画ではレンジャーと敵対するコマンチの先頭にたつ男の役です。出るだけで迫力を感じさせる人でしたね。
ネイティブ語のせりふが一番自然に聞こえたのもこの人でした。
>でも私もクールなカール君の勇姿を観てみたいものです
きっとNHKあたりでやりますよ。
そうそう。
きっと、そのうち、忘れかけた頃に、NHKがひょっこりと放映するはずです。
それに期待。
荒くれ西部開拓時代、私がそんな時代に生きてたら、そばにカールさんがいてくれたら、きっと、嬉しいです。
なんだか、写真を見ながら、そういう幻想....いや、妄想をしてしまいました。えへ。
ヴァル・キルマー、変わりすぎてて、さらにヒゲもモシャモシャで、本人確認できません。
偽ヴァル・キルマーでなくても、ヴァル・キルマー・セカンドとか、そんな感じです。
>私がそんな時代に生きてたら、そばにカールさんがいてくれたら、きっと、嬉しいです。
そりゃ嬉しいですよね~イザという時頼りになりそうですからね~!
でもこのカールたんの役は、あんまり女の人にやさしくないんですね~
男っぽいんですけど、無骨といいましょうか。
この人の役、無骨君多いですね。
>ヴァル・キルマー、変わりすぎてて、さらにヒゲもモシャモシャで、本人確認できません。
あれがあのキルマーかいっ?の変わりよう。ある意味お見事・・・
うん。忘れたころにNHK、同感です。
たまんないです。
サイコーです。
いまだかつてマトモな映画レビューを見たことがない「セイント」も「D.N.A.」も「ゴースト&ダークネス」も「バットマン・フォーエヴァー」も全部傑作!!
「D.N.A.」なんて何やってんだか意味不明でした。
ヴァルキル自体が意味不明。
そんなトコが魅力的。
いやー、遂にスチュディの時代ですか?
たまんない人ですよね。
「ミステリーメン」は何度見ても泣けます。
僕の映画ですよ。あれは。
ジョエル・シルバーってつくづく映画作りを理解してるなぁって感動しますよね。
スチュディといったら「ザ・グリード」がマジでシビれますよ。
役者がゴージャスかつデンジャラス!!
渋くて、クールなスチュディに加えてトリート・ウィリアムズにファムケ・ヤンセンですよ!!
そこにケビン・J・オコナーまでいて、とにかくスゴイ映画でした。
スチュディ。
>「セイント」も「D.N.A.」も「ゴースト&ダークネス」も「バットマン・フォーエヴァー」も全部傑作!!
一応かつてはこの人イケメン俳優だったんですけどね・・・
でもいつもどこか変でした。
鼻の穴大きくて。
>「D.N.A.」なんて何やってんだか意味不明でした。
そうでしたね。B級すれすれの感じですよね。
わざとやってるという。
「D.N.A.」好きですよ。
>いやー、遂にスチュディの時代ですか?
そんなに有名ですか??
顔に見覚えはありありでしたが、「ザ・グリード」ですかね、
きっと。船長だったかなあ?
>「ミステリーメン」は何度見ても泣けます。
>僕の映画ですよ。あれは。
Shitさんの映画ですか。そりゃ必見ですねえ!
豆酢さんも激ほめですからねえ。
見なくっちゃ!
ご無沙汰しておりますぅ。
私も観ましたーーーーー。
カールの姿に終始惚れぼれしておりましたー。
無口で無骨で、不器用な男を演じさせたら、右に出るものはいないかもです。
さすがに馬の国のおおきいひと(違うから)だけあって騎乗姿も凛凛しく、ぶれない上体にも感動。
DOOMとかで鍛えた銃の扱いのせいか、体に馴染んでいて、つねにトリガーに指がかかっていたのもさすがとしか。
英語がよく解んないのですが、あの女性との子供が自分の子か受け入れられないって感じですかしら?
そのことを詰られた時の表情がこれまたグッときてしまいました。
全編カールに見惚れてたといっても過言ではないかもです
ひよ
>無口で無骨で、不器用な男を演じさせたら、右に出るものはいないかもです。
そうなんででございます。
そのイメージが定着してしまうのも良し悪しで、
コメディタッチの陽気で可愛い役も見たいですけどね・・・!
>つねにトリガーに指がかかっていたのもさすがとしか。
細かいところまでよく見てますねぇ!
馬に乗った姿は凛々しかったです。
あの髪型も好きですよ~前髪の上のへんが跳ねてて。
>あの女性との子供が自分の子か受け入れられないって感じですかしら?
好きなんだけど責任を持ちたくないという男のエゴにも思えました。
人の愛し方が判らない無骨な男なんでしょうね・・・、
最後、彼らが町に帰ってきたらかわいそうだなぁと考えちゃいましたが、
それが狙いなんでしょうね、あのエンディングは。
んではでは!