世にある日々

現世(うつしよ)は 愛おしくもあり 疎ましくもあり・・・・

あなにやし えをとめを

2011-07-17 | 記紀雑感






カテゴリーの記紀雑感 ( きぎざっかん ) は
古事記・日本書紀に書かれている物語で
僕がスキな話を 僕のことばで書こうとしたものです

それで 今回は
日本の国の国土が出来たときの話です



天の神様が イザナギ・イザナミの命 (みこと) に
「この漂える国を修め 作り直せ」
と 言われたところから
この話は始まります

ふたりの命は天の浮橋(うきはし)といって
空の架かっている天の橋の上から
天の沼矛(あめのぬぼこ)といって
剣の付いた棒みたいなものを混沌とした地上に突き刺して
くるくる回して沼矛を上げました

すると
矛の先より塩がしたたり落ちたて島となったのです
この島を おのころじま といいました

ふたりの神様は
その おのころじま に降りて
天の御柱(あめのみはしら)という神聖な柱をたて
広い御殿を建てました

そして
イザナギ命 (男性の神様) は イザナミの命 (女性の神様) に
「 あなたの身はどのようにできてますか?」 と 訊きました
イザナミの命は、
「 私の身は成りたって 成り合わないところがあります 」と答えました

成り合わない ・・・・
つまり 凹んだところがあるということだね

それで イザナギの命は
「私の身は成りたって成り余るところある
その成り余るところを
 あなたの成り合わないところに塞いで
国土 (くに) を生もうと思い
 ますがどうですか?」
と イザナミの命に言われのです

つまり ・・・・

あ~ 言いにくい

イザナギの命は成り余るところ
出ているところ 凸のところがあって

それで
その凸を凹に塞いで 国土 (くに) を
生もうというわけですね

まぁ 普通の子作りと同じようなものです ・・・・

「 それは いいことですね 」
と イザナミの命は答えた

「 それでは 私とあなたはこの天の御柱を回り 夫婦の契りを結ぼう 」
と イザナキの命は言いいました

・・・・・・・中略

そして
天の御柱をイザナミの命は右に回り
イザナギの命は左に回り
ふたたび逢ったとき

イザナギの命は
「 あなにやし えをとめを 」 (ああ ほんとうに愛しく可愛い女性だろう)
といい

イザナミの命は
「 あなにやし えをとこを 」 (ああ ほんとうにすてきな方でしょう)
といって
夫婦の交わりを行いました

そして
淡路島をはじめに生んだあと
次々と国土を生んでいったのです






なんか ほのぼのとしていいでしょ

この国を作ったとき
神様が お互いをステキな方と言い合って
きちんと 睦みあって
この国を生んでいった


僕もね ・・・・
こんな風にしたいな~

いつでも 死ぬときまで
愛する人には
「 おまえ いい女だね~ 可愛いね~ 」 なんて言って
抱きしめて キスしちゃうだろうな

  そのときに おしりも撫でちゃうかも ・・・・


愛とか その表現はおおらかにしたいな ~
なんて思う
今日 この頃です





おまえがパラダイス