関空二期工事

わたしは、関空の拡張には反対です。神戸を羽田のように整備するのが望ましいと考えるからです。空港は出来る限り便利なところになければなりません。関空など本来は大阪港につくられるべきだったはずです。しかし大阪港に作ったら道路にせよ鉄道にせよ、漁業補償にせよ、投入する税金はたかが知れたものになります。税金を沢山使うところに作って大儲けしたい連中がそんなことをみすみす許すはずがありません。そこで「泉南開発の起爆剤」とかいうスローガンをぶち上げてあんな辺鄙なところにもってきたわけです。空港を作って長大な道路を作り橋を作り、鉄道を引き、漁業補償をばらまき、周辺を開発して、多額の税金を突っ込む構造を作り、どこの誰かが大儲けという話になったのです。これを推進した政治家、官僚は「お前ら空港作ってやるから利用しろよ」という感覚なのでしょう。前近代的であり博物館行きです。一般的な利用者サイドからすれば神戸空港こそ拡張すべきで、関空を作る金があればそれを神戸に振り向けるべきです。関空は貨物を中心とした空港としての利用を考えるのが妥当ではなかろうか。そうおもいます。