毛唐もすなるブログといふものを

日本男児もしてみむとてするなり

トヨタ・富士重工・GM

2005-10-07 17:31:35 | 社会
※ トヨタが目指す“円満な”世界制覇(10/7)《日経》

※ スバル 時計の針は再編から自立へ《毎日》

※ トヨタ自動車 富士重株取得が示す対GM配慮《讀賣》

※ トヨタ・富士重 長所生かす日本流に期待《産経》

わたしは一応車好きです。スバル(富士重工)は好きなメーカーのひとつです。そして、車好きによくあるように、わたしもトヨタは余り好きなメーカーではありません。トヨタの「車は移動の手段」と割り切ったような車作りがどうも好きになれないのです。しかし去年購入した車はトヨタ車だったりします。日本車では既に滅びかけている直6エンジン車を買いたかったからです。乗ってみるとなかなかいいエンジンでトヨタ車ということを忘れてしまいそうです。しかしサスペンションの設定がいわゆるフワフワした感じで、そのあたりはどうしようもなくトヨタ車だなぁとおもいます。もちろん日本のマーケットではこういう設定が好まれているからこういう車になるのは分かるし、日本の道路の速度域からして不必要な性能を与えるために値段を上げてもしょうがないこともわかっています。走ることを楽しみたい人は他のメーカーという選択肢もあるのだから、そちらを買えばいいだけではあります。しかし、トヨタは大メーカーで色んな車種を出す余裕があるのだから、少しは走りを楽しみたい人向けの車を出してもいいようにおもったりもします。そういえばレクサスISはそういう点を押えた車らしいのでいずれ乗ってみたいと思います。

さて、このニュースの第一報を聞いたときはそんな大ニュースだとは思わなかったのですが、今日の主要紙はアサヒを除きこれを取り上げています。おおむね内容は同じで、今回のトヨタの目的として、GMへの支援と富士重工の北米工場の利用を挙げています。中でも、日経の『"円満"な世界制覇』という見出しは出色だとおもいます。しかしそれ以上にわたしの目を引いたのは産経の社説です。産経はこう書きます。

『さらに今回の株式取得の隠れた意味合いも指摘しておきたい。それは富士重の技術力の本格的な海外流出を防いだことだ。市場などでは、GMが富士重株を韓国や中国の企業に一括売却する可能性も取りざたされていた。日本の産業全体の損失になりかねなかったのである。』

言われてみれば(書かれてみれば?)そうだった。「ふんふん」と納得した産経の論説でした。

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