毛唐もすなるブログといふものを

日本男児もしてみむとてするなり

政界再編の機熟したり1

2005-04-24 00:08:31 | 國神社・政界再編
人権擁護法案の一連の経過からも明らかなように問題の根本は古賀など人民民主主義と親和性をもつ議員が自由民主主義を標榜する自由民主党に存在し力を持っているということです。古賀のような議員が自民党にいる理由は簡単です。政治的主義主張などどうでもよくただただ権力とそれについてくる利権が欲しいからです。古賀のような連中は本来共産党や社民党などにいるべきなのですがそれでは権力や利権にありつけないので連中の政界入りの目的は果たせません。そこで自民党に入り利権ベッタリの議員としてのし上がっていったのです。戦後自民党の長期政権が続く中で権力や利権を夢見る人民民主主義者は最早革命は不可能と悟り自分の思想的出自を隠しこぞって自民党に入党したのです。そして自民党議員として当選を重ね党内での発言力を増し権力と利権を獲得していったのです。連中がこれほど自民党内で幅をきかせるようになったのには理由があります。第一に政界入りのそもそもの目的が権力と利権ですから政策そっちのけでそこに集中したこと。第二に田中角栄の数こそ力という党内決定の手法です。その結果自由民主党なのに人民民主主義者が実権を半ば掌握するという異様な事態になりました。これは戦後自民党の長期政権が生み出した負の遺産のうち有数のものでしょう。もちろん現在でも多くの自民党議員は人民民主主義者ではありません。しかし数としては少数でも手練手管脅し透かし何でもありの人民民主主義者である党内実力者にかかっては多くの議員がある者は選挙をネタに脅されまたある者はその他のスキャンダルで脅され次々と切り崩されていくのです。例えば与謝野政調会長は一応自由民主主義者ではあれど前回の選挙では落選している関係で公明党の顔色を伺ったに違いなくそれでああいう対応になったものとわたしにはおもわれます(続く)。

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