毛唐もすなるブログといふものを

日本男児もしてみむとてするなり

讀賣迷走ではなく本性を現す

2005-10-29 23:27:39 | 國神社・政界再編
ここのところ讀賣の社説が迷走しています。たとえば今日の社説のタイトルは
『靖国参拝問題国立追悼施設の建立へ踏み出せ』
でしたし、昨日のタイトルは
『女性天皇 有識者会議の結論を尊重したい』
でした。内容は言わずもがな。これではサヨクの総本山・アカピーの社説とどう違うというのでしょうか。讀賣は保守派を気取っていますが似非であることはこれらの社説から明白です。讀賣の立ち位置は政治的な意味での右であって保守ではないということです。そうなると日本で保守を標榜できそうな新聞は産経だけになりそうですが、これが親米ポチですからやはり似非に違いありません。こういう状況は日本人にとってまことに不幸なことだとおもいます。

保守派を気取るには常に価値判断を必要とします。常に己の中にあって全体とつながる美意識を問う作業を必要とします。保守すべき本質に常に思いを致しそれを見つけ出し全力で守ろうとする、それが保守派のはずです。単に古いものを守ればいいと考えるのではありませんし、新しいものを常に否定するものでもありません。『時代とともに倫理観も変わるというが、それを平然と命題化するということは既に倫理観がないからではないか。わたしはそのような者のいう変化を信頼することはできない』というような意味のことを福田恆存が言っていたと記憶します。まったくその通りとおもいます。

≪参考資料≫
※10/28讀賣社説[女性天皇]「有識者会議の結論を尊重したい」
※10/29讀賣社説[靖国参拝問題]「国立追悼施設の建立へ踏み出せ」
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