毛唐もすなるブログといふものを

日本男児もしてみむとてするなり

ええ、確かにわたしは中国人ですが何か?

2005-05-14 20:04:36 | 日本男児
意外に思われるかもしれませんが、わたしは中国人です。中国に生まれ、中国に育ち、中国の山河を愛し、大学の時に東京に移り住みましたが、また最近中国へ帰って来ました。両親もご先祖様もあらかた中国人です。

わたしが東京にいたとき知り合いに「どこの出身ですか」と聞かれたので、わたしは当然「中国です」と答えました。その知り合いは少し驚いた様子で「お父さんが中国に赴任されていたのですか」と聞き返すので、わたしは「いえ、父も母も中国人です」とこたえました。知り合い訳が分からないという表情を浮かべつつ「日本語うまいですね」と言いました。わたしは「ええわたしは日本人ですから」と答えました。

日本において古来中国といえば中国のことであって支那のことではありません。九州出身だったり四国出身だったりすれば九州出身とか四国出身とかいえるのに、何故中国出身では誤解を生じるのか。それは中華人民共和国のことを中国というからです。紛らわしいこのうえない。しかも今や本来の中国の方が明らかに劣勢でほとんど滅びかけています。歴史的な地名を蔑ろにするのは間違っています。日本には支那という呼称があるのだから支那と呼べばいいのです。

支那が差別語だという人がいますが、孫文が昔書いた本のタイトルが『20世紀の支那』であることからもわかるように『支那』は差別語ではありません。連中がいう『中国』は中華人民共和国の略称ではなく彼らの伝統の中にある『中国』なのです。すなわち中華文明の中心ということです。当然この呼称の背景には『華夷秩序』の意識があります。自分が皇帝で回りは臣下の属国だという意識です。戦後支那政府が自国を『中国』と呼べと日本国に強要したのはそういう意識からです。

我が国の歴史的地名を犠牲にしてまで何で支那の自己満足に協力せなならんのじゃ。あほらしい。