PLANKTON NEWS and REPORT

プランクトンのアーティスト・ニュース&ツアー・レポート

昨日のコンサート@兵庫の舞台裏では

2011-06-04 | アフリカ(ビリリ/コノノ)

昨日の兵庫県立芸術文化センターでの公演の際、シソコ&セガールが会場に到着したら、劇場のスタッフ達と、青いジャージ姿の7人の子供達が出迎えてくれました。彼らは市内の中学2年生で、兵庫県がここ10年ほど行っている「職業体験」のプログラムにおいて、数ある職場の中から劇場を選び、1週間、舞台や楽屋での仕事を体験しているとのこと。昨日はその最終日で、公演本番用のケータリングの買い出しなどを行ってくれたそう。そのことを説明すると、ヴァンサンは感心した様子で「それはいいね!フランスにもそういうプログラムがあるんだよ」。

バラケとヴァンサンは、求められるまま全員に丁寧にサインをしてから「君たちはコンサートを見られるの?」と聞き、開演より前に帰らなければいけないと知ると「よかったら、サウンドチェックを見て行きませんか?」と誘い、彼らは30分程度、客席の最前列で、興味深そうにコラとチェロの演奏に聴き入りました。

リハが終わり、子供達が声を合わせちょっと恥ずかしそうに「Thank you」と言って会場を去ろうとすると、ヴァンサンがその中の背の高い男の子に話し掛けました。「君はいくつなの?」「14歳です」「僕にもね、ちょうど君くらいの息子がいてね、サッカーが大好きなんだよ。」

「僕もサッカーやってます」と答えると、話ははずみ「実はバラケの息子もサッカーをやってて、彼の方はすごく上手くって、プロのチーム(たしかパリ・サンジェルマンFC)の選抜のテストに合格してね、バラケはマリに住んでいるんだけど、息子だけパリに住んでて、毎日放課後たくさん練習してるんだよ。前に、僕ら、お互いの息子がサッカーやってるのだから紹介しあおうって話になって、二人を会わせたら、サッカーの試合でお互い会ったことがあって、既に知り合いだったんだよ。」

思いがけずアーティストが色々話し掛けてくる状況に子供達はちょっととまどいつつ、目を輝かせる。ヴァンサンの話はどんどん続く。

「僕には娘もいてね、娘の方は僕のコンサートにたまに来ることがあるんだけど、息子の方は、てんで興味無いみたいで、サッカーざんまいなんだよ。」

今度は娘の話が続くのかなー、と思いきや、

「みなさんも、サッカーでも、音楽でも、何かすごく夢中になれることに出会って欲しいです。頑張って練習して、段々上達出来る様な何かをぜひ見付けて欲しいと思います。」

「周りの人の言うことに左右されるのではなく、自分が面白いと感じたら、その感覚を大切にしていって下さい。今日は本当にありがとう!」

うまくまとめてくれました。いい話をありがとうヴァンサン!1人でも多くの子供達が、夢中になれる何か大切なものに出会えますように!写真は、リハの時の写真。


コンサート@兵庫~ヴァン散歩

2011-06-04 | アフリカ(ビリリ/コノノ)

シソコ&セガールの兵庫芸術文化センターでのコンサート、大盛況のうちに終了しました!
素晴らしい響きを持つコンサート・ホールにて、限りなく生音に近いサウンドで披露された今日の演奏を聞くことの出来たお客様は本当にラッキーだったと思います。


なお、兵庫芸術文化センターさんが作って下さったプログラムが非常に素敵でした
国際フライトチケットを模した洒脱なデザインは、記念品としても十分に価値のあるものだったと思います。




サイン会も長蛇の列!
チェロのヴァンサンはルナサのケヴィンに匹敵するおしゃべり好きなので、ひとりひとりのお客様と非常に丁寧にコミュニケーションをとります。
是非ライブ会場にお越しいただき、サイン会の列に加わってみて下さい。
いかに彼が気さくでおしゃべり好きかよくわかると思います。
きっとこの調子でこれからのラジオ出演時も喋り倒してくれるでしょう。乞うご期待!

●6/4(土)12:20過ぎより J-WAVE「モダイスタ」
●6/6(月)朝9:00過ぎより interFM「バラカン・モーニング」


本日コンサート後の夕食後、そのおしゃべりヴァンサン先生による梅田観光案内に預かりました。

「昨日、良い場所を見つけたから案内するよ!」

と言われ、梅田のNU茶屋町を抜けて誘導されること10分。
梅田駅から徒歩圏内で高いビル群が立ち並ぶ一角に、非常にレトロで下町的な雰囲気漂うスポットが出現!

小洒落ているようで、どこか下町感満載のフレンチ・レストラン。



町中に突如現れた「お百度参り」神社。



レトロな外観とまさかのネーミングが素敵すぎる鉄板焼き屋、「コアラ食堂」。



この他にも古い民家やそれと対照的なモダン建築、前を通れば思わず入りたくなるカフェや雑貨屋等、いろいろなスポットをガイドしてくれました。

「いかにも観光スポットとして紹介されるような場所をただ写真に収めるだけではつまらない。
 思うままに歩き、自分なりの発見をした土地への愛着と記憶はいつまでも残り続ける」

という独自の散歩哲学を語り、我々もまったく知らないような町並みを解説して歩くヴァンサン先生。
いやー、よくたった1日半の滞在でこんなエリアを探し当てたものです。
かの地井さんも真っ青の散歩術に脱帽でした。


さて、明日は先述のラジオ出演に加え、渋谷のタワーレコードでインストア・イベントも行います。
なかなか日本では見られないコラの美しい音色とフォルムにも間近で触れ合えますよ!
お見逃しなく!

6/4(土)18:00 インストア・イベント「ミニ・ライヴ&サイン会」
タワーレコード渋谷店5Fイベント・スペースにて
詳細:タワーレコード渋谷店 03-3496-3661  http://tower.jp/store/event/3966