PLANKTON NEWS and REPORT

プランクトンのアーティスト・ニュース&ツアー・レポート

ザンジバルの音楽

2007-02-18 | アフリカ(ビリリ/コノノ)
2/9~2/14の間、アフリカはタンザニアのザンジバル島で行われた音楽フェス「Sauti za Busara」に行ってきました。
東アフリカを中心に各国から40組~400名超のアーティストが参加、内容はアフリカ各地の伝統音楽・ダンスパフォーマンスからポップスまでさまざま。世界遺産であるストーンタウンのオールドアラブ砦に作られた野外ステージで、連日、数千人が夕方から深夜まで盛り上がってました。
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さて、今回の目的はザンジバルの伝統音楽「ターラブ」に興味を持ったため。
特にビ・キドゥデという高齢の女性歌手は、推定95才にして現役で、イスラム文化圏にあって、しかも女性で、
'I drink, I smoke, I don't need a microphone'
と言い放つカッコイイお婆ちゃんです。
フェス初日に彼女のドキュメンタリー映画「As Old As My Tongue: The Myth & Life of Bi Kidude」の特別上映があったのですが、上映中に観客がスクリーンの中の彼女のビール一気に歓声をあげ、過激なセリフに大笑いし、その歌声に拍手したりと盛り上がり、現地でのビ・キドゥデの人気ぶりがうかがえました。

写真上:「Sauti za Busara」会場遠景
中:上映前、記念の絵を監督から贈られるビ・キドゥデ
下:ターラブ・バンド「カルチャー・ミュージカル・クラブ」

滞在中に、親指ピアノ奏者のサカキマンゴーさん(http://mango.orio.jp)と共に、ビ・キドゥデの家に伺ってお話を聞くことができました。詳しくはインタビューアーであるマンゴーさんの帰国を待ってご紹介したいと思います。

今年7月に、ターラブのグループ「カルチャー・ミュージカル・クラブ」と、ビ・キドゥデの来日を計画中です。
お楽しみに!
(A)