シリウス日記

そうだ、本当のことを言おう。

参考資料の22-1(令和4年12月 定例会)

2023-04-16 00:16:23 | 日記

令和 4年 12月 定例会(第383回)

          令和4年12月第383回飯山市議会定例会
               ◯議事日程(第3号)
          令和4年12月20日(火曜日)午前10時開議

日程第1 一般質問
    12番 佐藤正夫議員
     5番 高澤富士子議員
     2番 高橋達幸議員
    13番 小林喜美治議員
     7番 村松正勝議員

2番(高橋達幸) 
・・・
 次ですが、異常気象・避難所への対応についてということで、1つ目ですが、台風ばかりでなく、近年の異常気象によって、全国各地において想定外の災害が発生しています。

令和元年10月の台風19号では、皿川の堤防崩壊により市街地に大きな災害をもたらしました。

そのときの皿川水系、飯山地区、斑尾地域でいいと思いますが、令和元年10月12日午前11時より翌日の13日午前11時までの24時間の降雨量はどのような状況だったのか、お聞きします。

 

総務部長(鈴木靖史) 
 令和元年10月の台風第19号の際の皿川水系の降雨量についてのご質問でございますけれども、令和元年10月12日午前11時から13日午前11時までの24時間降雨量についてですが、

市が飯山小学校校庭に設置している飯山雨量観測所では127.5ミリ、

斑尾高原山の家に設置している斑尾雨量観測所では288ミリでございました。

 

2番(高橋達幸) 
 その台風19号で、市街地が大災害を受け、悲惨な状態になりました。

そして、住民の皆さんは、精神的にも、また復旧作業においても大変な思いをされました。

ボランティアの皆さん、そして建設業界の皆さんにも大変なご尽力をいただき、その業界の機動力と段取りのよさによりスムーズに作業が進行し、思いのほか早く復旧作業が完了したことは関係者の皆さんも感じていることと思います。

 台風19号災害の避難状況、復旧作業等の検証をし、次の災害時に向けての備えをすることが非常に大切なことと思います。

そこで、台風19号災害の検証結果の内容をお聞きします。

 

総務部長(鈴木靖史) 
 令和元年の台風第19号では、その復旧作業には、被災者宅の泥出しや清掃などに延べ1,253名のボランティアの皆さんが関わり、また道路清掃や被災した家屋の調査、被災ごみの処理などに、建設業界の皆様、そして県並びに近隣市町村や協定都市、団体組織を含め、10の自治体などから大勢の皆様によってご支援をいただき、迅速に復旧作業ができましたことに改めてお礼を申し上げる次第でございます。

 この台風第19号災害における検証につきましては、令和2年8月に、令和元年東日本台風災害における課題と対応策として課題検証しており、鋭意その課題解決に努めているところでございます。

主な課題と対応といたしましては、迅速で正確な情報収集と共有、発信が十分でなかった、この点に対しましては、デジタルなど多様な媒体を活用し、迅速かつ正確な情報収集や伝達を向上させ、また避難所の数に対して対応する職員の不足や駐車場の不足、この点に対しましては、駐車場が確保できる場所を洪水避難所に指定し、避難者の集約化を図るなど対応してまいりました。

ほかにも、災害後の被災者支援、要支援者の対応、事業者の経済再建など多くの課題が挙げられ、その教訓を基に、準じ改善に努めているところでございます。

 また、前段で申し上げた迅速な復旧作業ができましたことにつきましては、建設業協会など協定締結団体や近隣市町村、災害時応援協定都市などからの応援があったからこそであって、今後の応援態勢に不可欠であることから、平常時からの協定団体との相互連携が深まる交流や情報交換を継続していくとしております。

 

2番(高橋達幸) 
 ありがとうございます。

災害は、ここ飯山では、水害の、そこらじゅうで堤防が決壊したりしていますので、水害とか、それがメインとなっているようなんですけれども、やはり先般、線状降水帯とか異常な雨降りもあります。

飯山は東西に山脈を抱えています。

常盤、外様、秋津、こちらは瑞穂、木島、岡山もそうですけれども、それぞれ背中に山を背負っていますので、大雨が降ると、千曲川の堤防の決壊だけじゃなくて、いろんな災害があります。

いろんな災害を想定して、またいろんな対応の策をして、どんな災害が来ても、ある程度は心配ないなという、その辺の確信が持てるようなところまで頑張って詳細に計画を立ててもらいたいと思います。

 次ですが、近年全国各地において、先ほど言いました線状降水帯による大きな災害が報道されています。

この11月より市街地に大きな災害をもたらした皿川の改修工事が始められましたが、線状降水帯の発生時では、24時間で200ミリ以上の雨が降り続き、累計で600ミリ以上の雨が降り続くケースもありますが、どの程度の降雨量まで(注:皿川堤防は)心配ない状況に改修されるのか、お聞きします。

 

建設水道部長(高橋英志) 
 皿川の改修に関するご質問でございます。

県によりますと、皿川につきましては、30年確率の出水、計画日雨量で約130ミリに対応できるように皿川自体の流量に対する改修は完了しているとのことでございます。

しかしながら、令和元年東日本台風のときのように、千曲川の水位上昇時に、千曲川本流からの流入を防止するために、皿川樋門を閉めることによる行き場がなくなった内水の氾濫が課題でございます。

 現在、県で実施をしている皿川の改修は、千曲川合流点から市ノ口区の英岩寺付近までの約600メートルの区間でございますが、千曲川の堤防と同じ基準で千曲川の計画高水位にさらに1.5メートルの余裕高を確保して皿川堤防のかさ上げを行うというもので、加えて、堤防天端を舗装により補強するなど、決壊しにくい堤防を築き、最終的には、皿川の樋門を撤去して、フルバック堤防として整備する計画となっています。

 以上でございます。

 

コメント:おいおい、いまの皿川堤防の改修では皿川堤防の高さは千曲川本堤防とは同じにならない。

そうしてまた「皿川樋門を撤去する」の判断、権限を持つのは「県ではなくて国」だよ、高橋君。

国がいつ「あの場所の皿川樋門を撤去してフルバック堤防として整備する」と言ったのかね?

やれもしない事をいうのは「市民に対してだましを言った」と言われかねない無責任な言動だな、高橋くん。(注1

 

2番(高橋達幸) 
 堤防を千曲川の堤防と同じ高さにするということで、普通に考えれば、千曲川の堤防がオーバーフローしない限り皿川の堤防もオーバーフローしないと、そういう考えの下だと思うんですが、今樋門を撤回すると言いましたけれども、同じ断面で千曲川にぶつかっているならいいんですが、間に樋門があって、幾ら堤防があって、こんなにでかい断面で、樋門がこんな小さいものであれば、水が千曲川に流れる量というのは限られてしまいます。

もし樋門も撤回するという計画があるんでしたら一年でも早く撤回してもらわないと、堤防をせっかく千曲川の高さまで上げた意味がないと思いますので、計画を早急に進めてもらいたいと思います。

2番(高橋達幸) 
 その計画は、どんなものですか、今進んでいるのですか、樋門の。

どの程度進んでいるのか、ちょっとお聞きしたいんですけれども。

 

建設水道部長(高橋英志) 
 皿川の堤防の整備につきましては、今年度からも始まっておりますけれども、最終的に、ご心配されているような樋門の撤去をする時期というのはまだ示されてはおりません。

早急に対応していただくように県にまた要望してまいりたいと思っています。

 以上です。

 

コメント:なあ高橋くん。

県じゃなくて国」なんだよ、樋門を撤去できるのはww

 

2番(高橋達幸) 
 本当に堤防を上げても樋門を撤去しなければ私はなんの意味もないと思いますので、一年でも、いっときも早く撤去できるように計画を進めてもらいたいと思います。

堤防ができたからといって一安心しないようにしていただいたほうがいいと思います。

 次ですが、皿川と同じような一級河川が市内には何本もあると思うんですが、皿川と同じような改修が必要な河川というのは今検討されていますか。確認されていますか。

 

コメント:そうだよねえ、高橋君。

「樋門を閉めても何もしない、後は知らない」と公言している河川事務所と「台風が来てもなにもしない飯山市が相手」だらか油断はできないようねえ。

 

◎建設水道部長(高橋英志) 
 現時点では、一級河川を管理する県からは、市内の一級河川において、皿川と同様のフルバック方式への改修案というのは示されておりません。

 以上です。

 

◆2番(高橋達幸) 
 示されていません。

要するに、皿川と同等な危険箇所はないと、こういうことでしょうか。

 

建設水道部長(高橋英志) 
 現状の一級河川におきまして、決壊といいますか、内水の被害に関しましてはそれぞれの水系ごとに内水排除の対応をしておりますので、決壊の心配がないということではございません。

 以上です。

 

コメント:ねえ高橋君。台風19号襲来の折、皿川では何の内水排除の対応の対応もしていなかったよねえ。

それで皿川堤防は決壊し、市内は泥水だらけになったんだ。

 

◆2番(高橋達幸) 
 心配がないということではございません。

じゃあ、どういうふうに考えていますか。

 

建設水道部長(高橋英志) 
 それぞれの河川でこれまでも内水排除の対策はしてまいりましたので、その対応を継続してまいりたいというふうに考えております。

 以上です。

 

コメント:但し皿川だけは「樋門開けっ放しにして後は何も内水排除の対策はしてこなかった」よねえ、高橋くん。

ちなみに19号台風では戸狩駅周辺も浸水被害をだした。

そうして高橋君、きみは「皿川以外は従来通りにやる」と言っている。

という事はだ、「19号台風並みの雨降り」だと「また戸狩駅周辺は浸水被害がでるが仕方がない」と言っている事になるぞ。

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2番(高橋達幸) 
 2平方メートルといいますと、分かりやすく言いますと、2メートルの1メートル角ですよね、分かりやすく言いますと。そうすると、大体ですけれども畳一畳分です。畳一畳90センチの1メートル80センチですから畳1枚分です。

畳1枚分の面積を、床面積をそれで割って人数を出したということですが、災害時の避難所の状況がよくテレビなんかで放映されます。

避難所でのプライベート確保のために、2メートル角の間仕切りパーティションを使用している状況が常に映ると思うんですが、2メートル角の間仕切りパーティションというと、2メートル、2メートルで4平方メートルなんです。

だから、2平方メートルに1人といいますと、2メートル角のパーティションは2人ということになります。
・・・
そうすると、これはトピアホールだけの例ですけれども、今そういうふうにしちゃっているということは、飯山市中の避難所を全て2平方メートルで割っていると思うんですよね、収容人数。

ということは、今の飯山市中の収容人数は、半分しか実際には収容できないということになります。

そうなると、物資の数量から計画から全て大々的に変わってくると思いますので、もう少し正確な人数を、それぞれパーティションの絵を描いていただいて、正確な人数を示していただいて、正確な避難体制を計画すべきと思いますが、考えをお聞きします。

 

◎総務部長(鈴木靖史) 
 現在の収容人数の算出方法は、避難所の持つ収容能力を最大限に生かすという点で、避難スペースに隙間なく避難者を収容するという条件で算定したものでございます。

一方で、実際に避難所を設営する際には、避難所の機能性を確保するため、避難スペースに通路を設置していることから、議員ご指摘のとおり、現在の収容人数の算出方法とはそごが生じることになります

 ご指摘を踏まえまして、円滑な避難所運営のため、避難所ごとに効果的な配置を考慮していくことも大切なことでございますので、より実態に即した収容人数を検討していくとともに、それに伴う物資の調達数量におきましても、車で避難されてくる方というのもいらっしゃいますので、その辺も踏まえた上で、適切に設定してまいりたいというように考えております。

 なお、まずは物資の備蓄を進めている洪水時の指定避難所を中心に進めてまいりたいというように考えております。

 以上です。

 

コメント机の上の計算だけでつじつまを合わせました、と言ってるんだね、鈴木くん。

飯山市の水防計画の特徴をよく示している回答だ。

 

2番(高橋達幸) 
 ありがとうございます。早急にそれをお願いしたいと思います。

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◎市長(江沢岸生) 
 お答え申し上げます。

 原発再稼働には反対です。

そして、特にこの近間の話を申し上げますと、例えばこの議会から柏崎刈羽原発まで直線距離で約67キロ。

福島の例から言いましても150キロ圏や250キロ圏まで危機にさらされたわけですから、それよりも規模の大きなのが柏崎刈羽原発です。

そういうところにおいて、非常に地方行政との関係で言えば、避難計画を立てることがそもそもできないんですね。

柏崎刈羽でも避難計画はできていないんです。

ですから、バスをどのように運行するかとか、ドライバーをどうするかと、そういうようなことも未定だと聞いております。
特にきのうあたりの柏崎辺りの豪雪などを考えましたときには、まさしくそういうときに事故が起きたらどうなるのかというようなことを考えたときに、やはり再稼働していればリスクはより高いので、まず再稼働には反対です。

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◆13番(小林喜美治) 
・・・
  次に、もう一つ、水害問題で、千曲川のプロジェクトの流域対策と遊水地の計画について、私、進捗状況をまずおうかがいをしたいと思うんです。

これは飯山市も入って窓口になってますので、特に蓮の遊水地計画、これをされているところは現地の皆さんの話を聞くと、今長野県で5つ計画されているんですが、蓮の遊水地はほかの計画に比べてみても、ほかは田畑なんですよ。

畑地なんですよ、ほとんどが。

ところが、この蓮は田んぼなんですよね。

この他の計画地との違いをどのように説明されて、住民の理解を得ようとしているのか、その点について最初におうかがいしたいと思います。

 

◎建設水道部長(高橋英志) 
 信濃川水系緊急治水対策プロジェクトとして、当市の千曲川で進められております県や国による治水対策の主な事業の進捗状況についてご説明いたします。

 まず、国による事業でございますが、蓮遊水地につきましては、地権者の皆様や地区住民、営農者の意向調査を踏まえて、課題の整理、事業検討を進めている状況でございます。

 それから、静間地区と常郷地区の堤防整備も進められておりまして、築堤の設計を進めながら、この秋には用地測量の境界立会いが行われております。

 戸狩狭窄部の河道掘削につきましては、渇水期に入った11月から工事が再開されております。

 次に、県による事業でございますが、下境地区の堤防整備、こちらは令和2年度に完成をいたしております。

桑名川地区の堤防整備につきましては、堤防の最上流部と最下流部の取付けの部分及び一級河川桑名川のすりつけ部分を残して工事が完了しております。

今年度は堤防最下流部の用地補償が行われているところでございます。

 次に、市内における千曲川の中州の掘削ですとか、河川敷の立木の伐採などの河川管理者による維持管理的事業の直近の状況でございますが、中州の掘削につきましては、令和3年度には樽川の合流点付近において、今年度は、道の駅より少し上流に来たところで中州の掘削が行われております。

 立木の伐採につきましては、国により令和3年度は中央橋下流左岸、今年度は柏尾橋の上下流付近で実施されております。

 国では、河川の適切な維持管理のために、現地の状況を把握し、計画的な維持掘削や立木の伐採を進めていくとのことでありまして、市としましても適切に管理いただくように引き続き国・県に要望してまいりたいと思っております。

 なお、蓮遊水地とほかに計画されている遊水地の違いにつきましては、後ほど確認をさせていただきたいと思います。

 

◆7番(村松正勝) 
 ・・・
 では、まず最初に、
1、水害対策は市民目線で、安心して住める地域へ。
 今後の千曲川・樽川水害対策についてです。

 現在、台風19号災害に伴う皿川河川改修工事が県の事業で行われていますが、3年前、10月の飯山市街地洪水のときは、この市役所1階庁舎までも浸水し、多くの家庭、事業所の財産も被害に遭いました。

その後、水が引いた後の災害復旧ボランティアに学生ボランティアの皆さんや協定団体・協定都市の皆さんなど、多くの方々に飯山市にお越しいただき、大きな力となりました。

 しかしながら、今後は水害における災害だけではありませんが、被害をなくす、最小限にとどめる対策が人口減少対策の一つとして間違いなく必要不可欠になります。

 お聞きしますが、今後の木島地区、常盤地区における治水対策を市長はどうお考えでしょうか、お願いします。

 

市長(江沢岸生) 
 ご質問にお答えいたします。

 お尋ねの常盤地区と木島地区については、私も何度もうかがって感じるんですけれども、市内でも特に水害のことについて、本当にどなたも心配しておられる。

それは痛切に感じます。

水害対策について、千曲川本線あるいは樽川について一定の進捗はしてきているわけですけれども、それでは両地区の方々が、もう本当に心配なくなったというようなことにはまだ到底なっていない。

これは少し時間がかかることではありますけれども、先ほどご発言の中にあったような、災害を最低限に食い止めるというようなためにも、千曲川本線についても、貯水池だけでなく、その次の段階としては、上流部で被覆型の堤防が整備をされたわけです。

したがって、その下流部に当たる飯山市の堤防についても被覆型にしていく必要があると判断をし、そういう要望も既にいたしております。

 それからこれは特に常盤地区で強いご意見、不安でしたが、支障木といいますか、河川敷の木ですね、これにつきまして非常に強い不安を訴えられております。

これについては昨年、中央橋から下流300メートルぐらいについて国交省のほうで伐採をしていただいているわけですけれども、その後のことについては計画がないので、国交省にそのようなことで措置をしていただくという方法だけでなく、全国のいろいろな支障木の解消の取組対策もあるようですので、しっかりそういうことも例示に挙げて、国交省に対策を促していきたいと思っております。

 いずれにしても、治水対策はもとより常盤地区、木島地区だけの問題ではないんですけれども、殊のほかその両地区の皆さんの住民の不安というものが強いということは、繰り返し申し上げますが、しっかり受け止めておりますし、それに対処していくつもりです。

 

◎建設水道部長(高橋英志) 
 先ほどの市長の答弁にございました被覆型の堤防というものでございますが、堤防というのは本来土で築造されておりますけれども、堤防の両側の斜面、のり面ですね、それと堤防の上の平らなところ、ここを舗装したりとか、コンクリートの構造物で覆って、水が仮に越水したとしても決壊しにくい構造にしたものを被覆型の堤防と言っております。

 以上です。

 

◎市長(江沢岸生) 
 技術的には部長が答弁申し上げたとおりなんですけれども、そもそも上流で被覆型堤防になったいきさつというのは、故市川久芳議員が、地元説明会で、被覆型でなければ不安が解消されないということを2019年の翌年20年の2月頃の住民説明会でかなり強く指摘をし、その結果として被覆型になったものでございます。

そういういきさつがありまして、市川久芳さんは亡くなられる前、私に、次の課題は飯山市の堤防もそれにしていくことなんだということを繰り返し私に話してくださいました。

 ちなみに飯山市長選挙、さきの選挙に当たりましても、対立候補のご発言の中にも、ほぼそれと同じ趣旨と思われるご発言がございました。

 

コメント:そうかね、市川さん、いい仕事していったんだね。

ちなみに江沢さんがいう様に「にいのみクンが市長にならなくても、堤防は被覆型になる」よねえ、江沢さん。

別ににいのみ君が堤防を被覆型にする訳じゃないんだからさ。

 

7番(村松正勝) 
 答弁ありがとうございました。
 今のところで被覆型堤防というのはよく分かりました。

それで、ちょっと後ほどの質問の内容にもかぶってしまうところもあるんですけれども、今ちょっとお話が出たんで、ちょっとお聞きしたいんですけれども、実際にその被覆型堤防というのは、私がちょっと今認識している段階では、中央橋の木島側の堤防ですよね。

中央橋の下流から樽川の接合部の近くまでの間の木島側堤防、昨年、ことしのところで工事がその被覆型とはちょっと私が見た資料では書いてなかったんですけれども、鋼矢板を入れて、こちらののり面の部分にも浸透しないような浸透シーとをかぶせて、それでコンクリートを打って表土をして完成というのがたしかもう終わっていると認識しているんですけれども、木島側の堤防なんですよね。

中央橋の下流の部分から樽川の接合部までの間なんですけれども、これについてちょっとほかに後に質問あったんですけれども、ちょっと今お話が出たのでお聞きしたいのですが、お答えできるでしょうか、よろしくお願いします。

 

◎建設水道部長(高橋英志) 
 今、議員からお話がございましたように、木島側の千曲川右岸につきましては、かねてよりその浸透対策、堤防の下を河川の水がしみ込んでいってしまうというものを防止するための浸透対策として矢板を堤防の根本に打ち込んで浸透を止めると、水の浸水を止めるという工法をほぼ全線で国費によって実施していただきました。

その際に一部の区間では、先ほど申し上げましたように、堤防の築堤の中にコンクリート構造物を張って、その上に表土を覆って、通常の堤防の形になっているというところがございます。

 以上です。

 

コメント:木島のは被覆型とは言わないねえ、高橋くん。

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注1:2023/10月の飯山市報: https://www.city.iiyama.nagano.jp/assets/files/kikakuzaisei/koho/r05.10/2-21.pdf :のトップページに今回の皿川堤防改修についての記述があります。

そこに「皿川堤防高さを千曲川計画高水位+1.5mにする」というイラストがあります。

これはつまり「実際は皿川の堤防は千曲川本堤防と実際は同じ高さにはならないが、それに近いものにはなる」と言い訳をしているのです。

細かく見ていきますと「千曲川本堤防の皿川地点での計画高水位は317.41mである」と長野県=北信建設事務所は公表している資料の中で言っています。

「そこに余裕高1.5mを足すと318.91mとなる。」と。

そうして「千曲川本堤防も計画高水位に余裕高1.5mを足した高さ以上で出来ている」と。

そうであれば少なくとも「現状皿川堤防の公称標高は318.0mだから90センチかさ上げで千曲川本堤防と計算上=計画上は同じ高さになる」と。

しかしながら「実際に同じ高さになるかどうかは知らない」と北信建設事務所は暗に言っているのです。

そうであれば実際には「皿川ポイントでは千曲川堤防を水が超える前に皿川堤防を水が超える」のです。

なんとなれば実際の千曲川本堤防の皿川ポイントでの標高は319.5mであって皿川堤防かさ上げ後標高318.9mでは60センチ足りないのですから。

 

さてそのような「素人には分かりにくい、ごまかすような説明をする」飯山市のやり方は「市民に対して誠実な態度である」とはとても言えないものであります。

あるいはそれは前の市長が言っていた事、それはまた飯山市の公式見解でもあったはずですが、「皿川堤防と千曲川本堤防を同じ高さにして樋門は取り払ってフルバック堤にする」という宣言=約束と「現実に出来上がるもの違うものである」という申し開きでもあります。

ちなみにもう一つのせこいごまかしを指摘しておきましょう。

イラストでは千曲川の計画高水位と皿川の計画高水位が随分と違う様に描かれていますが、実際はほとんど同じです。

それを「さも千曲川の計画高水位が高いように描き、今度の堤防改修で皿川堤防は安全になった」と市民に思わせる、ミスリードするようなやり方は前の市長の得意とするところでしたが、江沢さん、あなたも又そのような「市民に対して不誠実な情報の出し方をする」のでしょうか?

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追伸:飯山市議会議事録については飯山市のHPからアクセスして閲覧する事が可能です。:https://ssp.kaigiroku.net/tenant/iiyama/SpTop.html

参考資料・一覧

飯山市の皿川氾濫に見る問題点の検討・一覧