South of Planar

photographed by Carl Zeiss lenses

Planar 45mm GとPlanar 50mm ZMを比較してみた

2015-10-13 23:05:57 | Planar検証
巷の評判ではPlanar45mmの方が評判が良いようですが、果たしてホントに差があるのか、確認してみることにしました。
被写体はレンガの壁を選択しました。歪曲や解像度を見比べやすいかなと。カメラはSONY α7Sで三脚に固定しました。

まずはPlanar 45mm Gから。絞りは開放F2、ISO100です。


次はPlanar 50mm ZM。絞りは同じく開放F2、ISO100です。


いかがでしょうか?両方の描写は同じPlanar構成のレンズであって、大変よく似ています。若干色味が異なり、Planar 45mmはマゼンダより、Planar 50mmは黄色寄りでしょうか。どちらが実物に近いかは正直わかりません。歪曲収差の出方や量もほぼ同じぐらいですね。周辺の甘さ加減もほぼ同じように見えますね。これではちょっと差がわかりにくいので、絞りを段階的に変えて尚且つ、等倍で撮影したものを並べてみました。

まずは中心から。上段がPlanar 45mm G、下段がPlanar 50mm ZM。絞りはF2~F4です。


同じく上段がPlanar 45mm G、下段がPlanar 50mm ZM。絞りはF5.6~F11です。

取っ手の部分にピントを合わせていて、その部分の画質に着目しているのですがほとんど差がないですね。目を皿のように見比べると、45mm Gはちょっと開放のコントラストで負けてるかもしれません。

次に右上隅の周辺部分の比較です。上段がPlanar 45mm G、下段がPlanar 50mm ZM。絞りはF2~F4です。


同じく上段がPlanar 45mm G、下段がPlanar 50mm ZM。絞りはF5.6~F11です。

こちらも傾向としては大変よく似ており、絞り込むにつれてシャキッとしてくる度合いも同じような感じです。とはいえ、目を凝らしてよく見るとPlanar45mm Gの方がどの絞りにおいてもほんの少しだけシャープに見えなくもないです。ただ、5mmという微妙なの焦点距離の違いによる見え方の違いではないと言い切れない感じがします。

今回のように平板な被写体では明確な差や両者のキャラクターの違いは見えにくいかもしれません。ですがどちらかひとつ選べと言われれば好みとしては私はPlanar 45mm Gかなぁ。



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