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plainriver music: yuichi hirakawa, drummer in new york city

ニューヨークで暮らすドラマー、Yuichi Hirakawaのブログ

マックでは使えない音源編集ソフト

2006年04月04日 | 音楽
数日前のブログ記事で今使っている音源編集ソフトについて書いた。

そのくせ今日、R-1レコーダーについて調べている時にちらっと見たネット上の記事に釣られてしまい、Cakewalkという老舗メーカーの編集ソフトを一通りチェックしていた。値段も手頃だし、画面も使い易そうだし、などと考えつつシステム条件を見たら、なんとウィンドウズのみ!ループソフトなど一部のCakewalk製品はマック対応だけど・・・。

ステレオ2トラックだと、録音時にもう上出来の音になっている場合が多い。そのような音源を後から下手に加工/修正すると、ライブの臨場感が無くなったりする。

楽器録音、ミックスダウン(マルチトラックで録音された各トラック間の音量や音質のバランスを作り直す)、マスタリング(アルバムとしておかしくないように複数の曲を同じ音量、音質に仕上げる)というスタジオ録音での製作過程の中で、マスタリングだけが2トラックライブ音源に唯一残された領域だと思う。

そこで肝心なエフェクト機材が、バンド数が多くて質の高いイコライザーと、これまた上質のリバーブ(残響操作)。これが無いマスタリングなんてナニ?てなもんでして。ところがそう簡単にはこれらのエフェクトで理想的な音作りはできない。

まだ録音スタジオにソフトが浸透していなかった頃(といっても10年も経っていないが)、ニューヨークでマスタリングを売り物にしているスタジオには、何万ドルもする超高価なリバーブ機材やイコライザーがあったものだ。現在主流になっているソフトでそんな高価なモノは無いだろうけれど、千ドルくらいのモノはあるだろう。でも今の僕にはちょっと・・・。予算もさることながら、操作が複雑で多分使い切れないと思う。しばらくはR-1を最大限に駆使するしかない。ていうか、演奏が凄ければ全て良しだ。んんっ。・・あ、ハイ、頑張ります・・・。